弐ノ型─闇の呼吸の使い手 ページ2
「お前、大丈夫か！」
この人が助けてくれたんだ…！
「うん！大丈夫！ありがと！」
この人、すごいなぁ
不意を狙ってズバーンって…
しかもイケメン…
「油断したらあかんで！油断は何よりも怖いからな！」
「そっか…ありがとう！
あのさ…この鬼を倒すの…手伝ってくれる…？」
「当たり前やろ！一緒に最終選別、合格しよな！」
「うん…！」
「よっしゃいくでー！」
「人間が一人二人増えただけで変わらんわ！
捻り潰してやる！」
「花の呼吸 肆ノ型 紅花衣！」
僕は迫り来る鬼の手を切り刻む
「闇の呼吸 拾ノ型 闇暗地獄」
イケメンの人が鬼の首を狙って斬りかかる
「ぎゃぁぁぁぁ」
ぼてっと首が地面に落ちた
「俺らの勝ちやな」
「くそ…絶対許さない…」
鬼はそう捨て台詞を吐き、灰になって消えた
「ありがとう！君がいなければ…僕死んでたよ…」
「全然！お礼なんていらんわ！
助けるなんて当然やろ！同じ鬼殺隊に入る仲間なんやから！
そだ君、名前は？」
「�盒恭た佑世茵�花の呼吸の使い手！」
「そうか〜、海人って言うんやな！
俺は永瀬廉。闇の呼吸の使い手やで！
なあ、俺たち気が合いそうやから、
一緒に行動せーへん？」
「いいの！？もちろん！てか僕からもお願い！」
「じゃあ決定やな！二人で一緒に生き残ろう！」
…………
「人間めぇ…食ってやるぅぅぅ！！」
「闇の呼吸 参ノ型 浄闇神楽」
「花の呼吸！ 伍ノ型 徒の芍薬！」
廉が闇のように敵を惑わすような動きをして、
その隙に僕が花のように敵を刻む
僕たちは初対面だと思えないほど息ピッタリだった
…………
７日後
「はぁ…はぁ…廉！大丈夫！？」
「大丈夫や！海人は！？」
「大丈夫だよ！ねえ！あの向こうに見えるのって…
藤の花だよね！？」
「ほんまや！藤の花や！俺ら生き残ったんやな！」
僕たちは、
大怪我で倒れそうになっても支え合いながら、
藤の花の下をくぐっていった
そこには、三人の男の子と、短髪の女の子がいた
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作者名：秋麗司 | 作成日時：2023年7月4日 18時
