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あれから数日経ち、次の美術の授業がある日の昼休みの昼食後、Aは再び宇髄に呼び出されていた。
理解し難いことが起きたあの日から全く宇髄とは話すことがなく、廊下ですれ違う時に大分気まずかった。

今度は聞くまでもないため、Aは迷いなく美術室へ向かう。


『宇髄先生〜いますか?』

「おーー、いるいる。入れ」


中に入れば、すぐに椅子を出してきて向かい合わせに座らされる。
何事かと思えば、宇髄はそのまま頭を下げた。
突然意味のわからない行動に、Aは慌てる。


『えっ?』

「…この間は悪かった。あいつら来なかったらあのままキスするとこだったわ…ほんっとに申し訳ねえ」

『あーー…大丈夫です。気にしてないですよ』


あまりにも宇髄の柄でもない本気の謝罪に、こう答える他ないと思い、Aは笑顔でそう告げた。
本当に気にしていないかと問われれば嘘にはなるが。

しかしそれでも全く顔を上げないのでどうしようかと悩んだ末、Aは立ち上がって宇髄の膝の上にある手に自分の手を添えて、下を向いている宇髄の顔を覗き込んだ。


『本当に大丈夫ですから!私が避けなかったのも悪いですし…』


そう言うと、宇髄はゆっくりと顔を上げてAの顔を見た後なぜだか深いため息をついて、額に手を当てた。


「お前、相変わらずそういうとこだぞほんと…」

『え?』

「いや、なんでもねえ」


小声で呟かれた宇髄の貶しのような言葉は聞こえはしたがAは全く理解できなかった。


「よし。んじゃちょっと手伝え!係の仕事だ!」


何事もなかったかのように宇髄は突然立ち上がり、書類が山積みになっている所を指さしてそう言う。
美術の仕事なのにこんなに書類があるのは何故だろうか。


「……と、言いてえところだが昼休み終わっちまうし放課後また来てくんねえか?」

『あ、わかりました。』

「悪いな。」


Aは、特に放課後用事があるわけでもないので、授業が終わったらすぐに向かおうと決めた。
そしてあの山積みの書類は明らかに宇髄がため続けたのだろうなと内心少し呆れながらも、放課後が何となく楽しみだった。

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甘利 柚(プロフ) - 美沙那さん» コメントありがとうございます、、!やっぱりロスになりますよね…頑張ります! (2022年2月15日 12時) (レス) id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
甘利 柚(プロフ) - ゆんさん» やっとちょっと復活してきました…!ゆんさんの作品見てもっと癒されようと思います… (2022年2月15日 12時) (レス) id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
甘利 柚(プロフ) - 蓬莱寺さん» 悪魔でページ番号をふっているだけですので、バレンタイン編を挟んだらそうなってしまいました…分かりづらくて申し訳ないです、、! (2022年2月15日 12時) (レス) @page31 id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
美沙那 - 遊郭編終わったの辛いですよね...。私も絶賛宇髄さんロス中(?)です😭更新はゆっくりで良いので此れからも頑張ってください!! (2022年2月14日 16時) (レス) id: bb5e1907d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 甘利 柚さん» 柚さーん!新作頑張りますね。ありがとうございます!……もう昨日ので宇髄さんロスなの私もなので思わずまたまたコメントしちゃいました…私も朝の5時まで眠れず…(笑)お互いロス症状半端ないですね。落ち着くまでゆっくりやっていきましょ…😢 (2022年2月14日 9時) (レス) @page32 id: 45bbc3e57c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年2月7日 9時

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