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なにやら下が騒がしいな、と思い覗き込んでみると 童磨と猗窩座が騒いでいるようだった。
少し離れた所に玉壺と半天狗の姿が見え、上弦の鬼が集められているのだと理解した。
こうして集められたのは130年、、、?100年ぶりくらい?だろうか。年などあまり気にしていないから分からない。
持ってきてしまった筆をくるくる、と指の上で回しながら無惨様を待っていると「おーい!A殿〜!」と、自分を呼ぶ陽気な声が聞こえてきた。
再び顔を覗かせると、猗窩座の横でブンブンと両手をこちらに振る童磨が目に入った。
「久しぶりだねぇ!いや、、そうでもないか!
30年振りかな?またうちに遊びにおいでよ!」
『嫌だね、お前のところは生きてる人間が多すぎるよ。』
以前童磨の家に行った時、信者?なのか知らんが生きている人間がたくさん居た記憶を思い出し、苦い顔をして言い捨てる。
「えー」と、ぶーぶー言う童磨を横目に再び筆に目を移すと
「無惨様が、、、お見えだ、、、」
黒死牟の言葉を合図にか、皆静かに座り直し頭を下げた。
「妓夫太郎が死んだ。上弦の月が欠けた。」
ぴちゃん、と無惨様のもつ試験管に水滴が垂れる音が響き渡る。
「産屋敷一族を未だに葬っていない。
" 青い彼岸花 " はどうした?」
ビキビキ、と無惨様の顔に血管が浮かび上がるのが見えた。
探知探索、、、どころか、ずっと屋敷に篭もりっぱなしであり、青が嫌いだという理由なだけでなんも探してない俺は、返す言葉も無かった。
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胡蝶有希(プロフ) - 完結おめでとうございます!!この作品大好きで、何度も読んでました!!また何かの作品でお会いできることを楽しみに待っております!!お疲れさまでした!!(^^) (6月7日 10時) (レス) @page25 id: 90be65bd07 (このIDを非表示/違反報告)
こけこっこー - 鬼滅と男主って最強じゃぁないっすか…しかも夢主超好み…更新待ってます!! (6月3日 22時) (レス) id: ad3ffaf6ef (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみにしてます✨ (2023年4月29日 23時) (レス) @page10 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成瀬 | 作成日時:2023年2月5日 18時