検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:137,679 hit

92 夜は味方するのか ページ47

それぞれの攻撃がぶつかり合う


堕姫の帯は縦横無尽に建物を叩きつける

そして建物は次々と倒壊していく


瓦礫で視界が塞がる中

妓夫太郎の攻撃は止まない


狭い中での三人の動きは制限される


妓夫太郎の鎌を捌く宇髄と

血鎌を捌く炭治郎と禰夜


三人は背中合わせに逃げ場はない


『炭治郎 受け止めるな 受け流せ!』


その声に ヒュゥゥ 炭治郎と禰夜の呼吸が重なる


水の呼吸の柔軟性で受け流す炭治郎

そして宇髄も技を繰り出す


──音の呼吸 伍ノ型 鳴弦奏々──


その技で周囲は爆裂する

それでも止まない妓夫太郎の攻撃に

禰夜が息を吸う


雪の呼吸

──陸ノ型 和ノ銀世界──


禰夜の新たな型が発揮される

ぶわっ と空気が変わる


禰夜の間合いに入るや否や

ぶつかり合うまで消滅しない 飛び血鎌は

雪に呑み込まれるように消える


そして キラキラと雪が輝く


「っ!?」


その瞬間 妓夫太郎は思わず距離をとった


『夜が味方する?ふざけるな

夜にだって日光は差してるんだよ 阿呆が!』


「戯言を…」


少し怯むがすぐに攻撃を再開する妓夫太郎

それでも動きが若干遅くなっていた









外では伊之助と善逸が苦戦していた


「アハハハハッ 死ね死ね 不細工共!!」



堕姫と戦っても 妓夫太郎と戦っていても


二人の意識は妓夫太郎が共有しているため


帯と血鎌の連携は避けられない


伊之助と善逸は堕姫に近づくことが出来ず


避ける一方だった

93 毒塗りのクナイ→←91 気配がない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
174人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 双子の妹
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月13日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。