検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:137,648 hit

60 始まりの呼吸 ページ16

『いきなり殴りかかるのはよくないと思います!』


ギリギリのところで炭治郎の前に立ち

殴りかかろうとしていた手を掴む


「誰だお前は!

お前か!杏寿郎を助けたって奴は!」


その言葉の意味は

あんな馬鹿助けなくて良かったのに

とでも言っているようだった


というより槇寿郎さん

私あなたと何度かお話ししたことありますが…


『そうです 槇寿郎さん 落ち着いてください』


「どけ こいつに用があるんだ!」


「父上!!やめてください!!

その人の顔を見てください

具合が悪いんですよ!!」


炭治郎 具合が悪いまま来なくたって…


「うるさい黙れ!!」


バシィィ!と響いた音

槇寿郎さんが千寿郎くんを叩いた音だった


「いい加減にしろ この人でなし!!」


次に ゴッ と響いた音は

槇寿郎さんが木の塀にぶつかった音だった


『炭治郎!』


炭治郎が思いっきり槇寿郎さんを突き飛ばしていた

なにやってんだ…


「さっきから一体何なんだ あんたは!!

責務を全うした我が子を侮辱して 殴って!!

何がしたいんだ!!」


「お前 俺たちのことを馬鹿にしているだろう」


「どうしてそうなるんだ!!

何を言っているのかわからない!!

言いがかりだ!!」

それはそうなんだけど

日の呼吸のことだって…

二人とも怒らずに話し合いはできないのか

話がズレてるんだよ


「お前が''日の呼吸"の使い手だからだ

その耳飾りを俺は知ってる 書いてあった!!」


「!?」


日の呼吸がヒノカミ神楽とつながりがあること

今気づいたのか?え?ねぇ


「そうだ "日の呼吸" は あれは!!

始まりの呼吸

一番初めに生まれた呼吸 最強の御技

そして全ての呼吸は"日の呼吸"の派生」


何でそんなに怒ってるですか 槇寿郎さん!


「全ての呼吸が"日の呼吸"の後追いに過ぎない

"日の呼吸"の猿真似をし劣化した呼吸だ

火も水も風も全てが!!」


炭治郎本当に何も知らないままヒノカミ神楽を…


すごく驚いている


「"日の呼吸"の使い手だからと言って

調子に乗るなよ 小僧!!」


「乗れるわけないだろうが!!

今俺が自分の弱さに

どれだけ打ちのめされてると思ってんだ

この糞爺!!」


え、え、糞爺!?

何で飛び出していくの?


「煉獄さんの悪口言うな!!」


炭治郎の拳は槇寿郎さんに向けられていた


「危ない!! 父は元"柱"です」


千寿郎くんの叫ぶ声と同時

私も動き出した

61 冷静に→←59 煉獄家



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
175人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 双子の妹
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月13日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。