1話 ページ3
その二日後私は目を覚ました。
実弥さんの手紙であの後どうなったか大方の情報を理解した。
私は熱を出し、ふらついて気を失い実弥さんが屋敷まで運んでくれた。
相変わらず、熱があるようで私は屋敷で寝込んでいた。
希「しはーん!大丈夫ですか!?」
継子である日向希星の声が部屋中に響き渡る。私の頭に響き渡るその声。
あれ?私、病人なはずなんだけどね...この子わかってるのかな?大丈夫だから静かにしてと伝えたら理解してくれた。
希「師範の看病をしたいのに出来ないです!」
今日は任務らしくバタバタしてる希星。
『実弥さんが来てくれるから大丈夫。』
今日は非番らしく実弥さんが様子を見に来てくれるらしい。さっきの手紙に書いてあった。
わざわざ来てもらうのは申し訳ないけど...
希「不死川さんが来てくださるなら大丈夫ですね!俺、しっかりと鬼を斬って来ます!」
やる気満々な希星に気をつけてと伝えまた寝ようとしたらドアが開く音がした。実弥さんが屋敷に来たらしい。希星と実弥さんの話し声が聞こえる。
実弥さんはなぜか希星の面倒をよく見てくれてる。最初に会った時はギスギスしてたのに、稽古つけてくれたり気にかけてくれてたりする。
私が頼りないだけだけど...すると襖が開き、実弥さんが入ってきた。
不「しんどそうだなァ。」
『はは、元気ではないですね。』
私ががそういうと胡蝶呼ぶからそれまで寝てろと言われた。しのぶさん来てくれるなら安心。
『実弥さん、ちょっとあまえてもいいですか?』
不「ん、好きなだけあまえろォ。」
普段あんまりあまえたりしないからこういう時人肌が恋しくなってあまえたくなる。
実弥さんが手を握ってくれてその温もりを感じながら眠りに落ちていった。
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年8月2日 17時