悲鳴嶼行冥END ページ36
今日は悲鳴さんと稽古をしていた。
悲「嗚呼、星歌、一年で本当に強くなったな。」
『ありがとうございます。』
悲鳴さんの大きな手が私の頭の上に乗る。
悲鳴さんと二人きりってあんまりなかったからこんな一面があるなんて...
笑う顔なんて初めて見た。
『あの、悲鳴さん!』
悲「なんだ?」
『悲鳴さんは好きな人とかいないんですか?』
悲「いないこともないが、その子は私と一緒にいるべきではない。」
好きな人いるの!?じゃあ私なんか相手にされない。
『どうしてそう思うんですか?』
悲「私と一緒にいて幸せにはなれない。悲しませたり、傷つけるのは嫌だ...」
相手のことを思っての行動なのか。
『じ、じゃあ私が悲鳴さんを支えたいって言ってもダメなんですか?一緒にいてくれないのですか?』
悲「!?」
悲鳴さんが驚いた顔をしてこっち見た。
悲「それは、一緒にいたいということか?君と私は十歳も離れているが...」
『歳が離れていてはダメなのですか?一緒にいたい、好きでいたらダメなんでしょうか?』
返事次第じゃ泣くな、私。
悲「好いているのは私も一緒だ。君がいいと言ってくれるのなら一緒にいよう。」
悲鳴さんは歳が離れてることや他のやつの方が幸せにしてやれるんじゃないかとか考えてたみたい。
終
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年7月5日 17時