ココロソマリ参【鬼滅の刃】 (ページ15)

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104.鮭大根ページ15

蝶屋敷から帰った私はお腹を満たすため定食屋さんに入った。

どこに座ろうか迷っているとよく見る半々羽織を見つけた。

『冨岡さん、こんにちは。』

冨｢星歌か。｣

『冨岡さんもお昼ご飯ですか？相席してもよろしいですか？』

冨｢あぁ。構わない。｣

『では、失礼します。すみません～月見うどんお願いします。』

｢あいよ！｣

『冨岡さんは鮭大根ですか。本当にお好きなんですね。』

冨｢あぁ。｣

『こうして面と向かってお話するのは初めてかもしれませんね。これから任務ですか？』

冨｢そうだ。｣

『じゃあ沢山食べて元気出さないとですね。腹が空いては戦もできませんから。』

冨｢フッ、そうだな。｣

え、今冨岡さん笑ったよね？

｢お嬢ちゃん月見うどん一丁！｣

『ありがとうございます。いただきます。』

冨｢うまいか？｣

『おいしいです。冨岡さん、大変言い難いのですが、鮭大根一口いただいてもいいですか？』

冨｢構わない。口を開けろ。｣

『え？じ、自分で食べれますよ。』

冨｢いらないのか？｣

『そうは言ってません！』

冨｢なら、早く食べろ。｣

は、恥ずかしい。なんで私があーんしてもらってるの。

『ん、おいしいです。』

冨｢関節キスだな(ボソッ｣

『ん？何か言いました？』

冨｢なんでもない。｣

冨岡さんがなんて言ったか聞こえなかったけど、食べた鮭大根は優しい味がした。