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七十三話 ページ29

煉「炎の呼吸 一ノ型 不知火!」


「もういいや!君の相手はめんどくさい!」






鬼は飛び跳ねて私の目の前に来た。


頸、頸を斬らなきゃ!







「ほら!捕まえた!」







速い...避けることさえ出来なかった。








「すごいね!頑張ってね!全部無駄なのに。俺が喰ってあげる。最後に言い残したことはある?」


『死 ねばいいのに。』


「今から死 ぬのは君だよ!」


煉「お前の相手は俺だ!Aを離せ!」


「離すわけないでしょ?君はもういい。うんざりだ、邪魔をするな!」







この鬼、なんてという力なの?抜けれない!


あ、そうだ。しのぶさんの力を借りれば。


私は鬼の腹部めがけて草履の刃物を突き刺した。







「は?どういうつもり?」







次の瞬間鬼の体が溶け始めた。


よし、今なら抜けれる!






『杏寿郎さん!』


煉「炎の呼吸 玖ノ型 煉獄! 」






鬼の頸は飛んで灰になっていった。







『杏寿郎さん、ごめんなさい。』







私がそう言うと杏寿郎さんは私を抱え抱きしめた。







煉「少し、話をしよう。」

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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/  
作成日時:2020年11月6日 18時

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