永遠なんてない弐【煉獄杏寿郎】 (ページ12)

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五十六話ページ12

一人で三人相手は無理。

そしてこれは合同任務。

だったら先にほかの皆さんへと身の危険の報告！もしかしたらこの戦いで周りの人が起きて大騒ぎになるかもしれない。その事踏まえて一人では絶対守れない。

『星の呼吸捌ノ型星花火！』

桜｢は？どこ打ってんのよ！貴方の相手は私達よ。｣

『知ってますよ。』

三体同時に相手にするのは難しい...だったら。

『星の呼吸肆ノ型星の囁き。』

梅、桃も呼ばれていた鬼達は眠った。

桜｢あら、眠らせる技なのね。まぁ、私には効かなかったけど？｣

『想定内です。』

この鬼はお菓子に自分の血鬼術で使ってる技を混ぜ込んだんだわ。その時点で眠り系で眠りに強いのは間違いないって確信があった。

三対一では無理でも一体だけなら他の柱が到着するまで時間を稼げる。

『星の呼吸一ノ型流星群！』

桜｢凄まじい速さと攻撃ね！貴方、柱の中でかなり強いわね。私が喰うにふさわしいわ。｣

『喰われる前に貴方の頸を斬ります。』

｢え、なんの騒ぎ...｣

｢あれ、鬼じゃないか？｣

近隣の人が起きてきてしまった。まずいわね...守りながらどう戦う？

『皆さん、危ないので建物の中へ。』

桜｢そうはさせないわ。守りきれるかしら貴方に。｣

そう言って鬼は私ではなく近くにいた人に襲いかかった。

この位置からでは間に合わない。

こうなったら...

『星歌神楽肆ノ型星護り！』

いつもより早い速度で鬼とその人の間に入った。

桜｢あら、素早いのね。そんなにその人達が大事？｣

『罪なき人を喰らおうとするなら、私は許しません。貴方の相手は私だと言っているんです。』