五十五話 ページ11
目を覚ましたら見慣れない部屋にいた。
ここはどこかな?何があったんだっけ...
そうか、桜姫様にもらったお菓子を食べて気を失ったんだわ。
そしてこの部屋鬼の気配がする。血鬼術かしら...
襖は開かない。閉じ込められてるわ。
どうしたら...落ち着くのよ、私。まずは状況を把握しなきゃ。
まず、これが桜姫様がやったことならあの人はまず間違いなく鬼ね。
そして私を鬼狩りだと瞬時に見破った。それだけの鬼ってことは多分私ひとりでしとめきれない。
まずはこの部屋から何とか脱出して杏寿郎さんや他の柱のみなさんに連絡しないと。
ここの部屋だけ空間がねじれてるように見える。じゃあこれは幻影?それとも空間操作ができる鬼がいる?
幸い日輪刀は背中にある!これを取られてないならどうにか出来るかもしれない。
『星の呼吸 一ノ型 流星群!』
よし、隙間ができた。ここから出れる!
この部屋は外につながっていた。
早くみんなに連絡を。
桜「やっぱりね、貴方鬼狩りだったのね。」
『さ、桜姫様。いえ、貴方は鬼なのよね?』
桜「えぇ、そうよ。」
『私が鬼狩りだといつ気づいたのかしら。』
桜「最初から怪しいと思ってたわよ。貴方は他の子と違う。あと二人の鬼狩りはどこに行ったの?三人ともまとめて喰ってあげるわ。」
あと二人?いったい誰のことを...
桜「あなた柱ね。あと二人の女の子も柱なのかしら?」
しのぶさんと蜜璃さんのことだわ。
桜「まぁ、いいわ。まずは貴方からよ。行くわよ、梅、桃!」
梅桃「「はい、お姉様!」」
やっぱり一体じゃなかったわね。これは、一筋縄では行かないようね。
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年11月6日 18時