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竈門炭治郎side



先輩のAさんは、最近煉獄さんと 両想い と言うやつになったらしい。




…匂いが煉獄さんの匂いになってる。





A「炭治郎…?どうかした?」

『え?あ、いえ!何も無いです!』

A「そう…?さ、続けるよ??」

『はい!』




しっかりと気を入れ直して木刀を構える。


そう、今日もAさんに稽古をつけて頂いているのだ。


Aさんは、ニッと笑うと大きく左に揺れてから一気に俺の間合いに入る。

そのまま何度も激しい打ち合いを繰り広げる。


さすが…炎柱煉獄さんの継子。


女性なのにひとつひとつの打ち込みに重さがある。





『くっ!!』

A「今日も私の勝ち、だね、炭治郎」

『くぅぅ…悔しいです!』

A「よしよし。でもいつもよりも強い打ち込みと素早い判断だったよ!日々成長してるね、炭治郎は!」

『あ、ありがとうございます……』



俺は長男だから、頭を撫でられることに慣れていない。


…だから気恥しい。



善逸「おーい、炭治郎ー!そろそろ昼飯……え!?Aさん!?来てたんですか!?結婚してぇぇえ!!」

A「しません」

善逸「そんな素っ気ないところも好きだよぉぉぉ!!」

A「うわっ!ひっつかないでぇぇえ!!」

善逸「Aさぁぁぁん!!」



杏寿郎「うむ!触らないでくれないか?」

A「し、師範!」



いつの間にか現れた煉獄さんが、Aさんの背中から、ぐいっと自身に引き寄せる。

その顔は笑っているが、目は笑っていない。



善逸「あ、えっと、その…」

A「師範!善逸のこれは挨拶みたいなものですから!」

善逸「え、そんなふうに思ってたんだ、俺悲しい」

『お、お昼!お昼だって言ってたな!行こう!善逸!!Aさんも、行きましょう!』

A「う、うん!!」



杏寿郎「竈門少年……君もだぞ?」

『…ひっ』




にこり、と微笑んだその顔が黒い。

いつも溝口少年って言うのに…。

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chiaki0708(プロフ) - 尊死しました、、最高すぎて感情が着いていきません! (2021年9月28日 21時) (レス) @page29 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - あいひさん» がんばりますね!ありがとうございます!! (2020年6月21日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - むいむいさん» ありがとうございます!!がんばります!! (2020年6月21日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
あいひ - 面白いです!!この作品!!応援しています!!頑張って下さいo(`^´*) (2020年6月21日 1時) (レス) id: 1f3cc1e722 (このIDを非表示/違反報告)
むいむい(プロフ) - 楽しく見させてもらいました!本当に凄い面白いです!これからも応援してるよ!ヾ(o´∀`o)ノ (2020年6月1日 17時) (レス) id: 57dfd5ac90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shiba | 作成日時:2020年5月27日 12時

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