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煉獄杏寿郎side
『何…?冨岡と?』
千寿郎「はい…朝に冨岡様が来られて、Aさんに求婚なさって…」
『きゅ、求婚だと…!?』
千寿郎「そこからAさんが帰ってこないのです…冨岡様は屋敷へ戻られていたのですが……」
『…千寿郎、お前はもしもAが帰ってきた時のために家にいろ。俺は町を探してくる!』
千寿郎「あ、兄上!外は雨で……!」
俺は屋敷を飛び出る。
何処だ、どこに行ってしまったんだ。
町へ向かおうとして、前方から誰かが歩いてくるのが見えた。
不死川……?
『不死川…何故ここに』
実弥「煉獄よォ…テメェの継子の面倒も見れないなら、継子取るな!!」
『ぐっ!!』
いきなり傘を捨てた不死川は、俺の右頬を殴った。
突然のことに歯を食いしばりきれず、口の中が鉄の味がする。
『Aがどこにいるか知ってるのか!?どこだ!』
実弥「…ふざけんなよ、テメェ!!」
不死川は、俺の胸ぐらを掴み、怒鳴る。
眉間に深くシワが寄せられ、震える拳は俺の肩をギリリと掴んでいる。
実弥「A、倒れてやがった…冷てェ雨の中、泥にまみれて…!息も出来なくなって、必死に喉引っ掻いて……!!」
『な…んだと…?』
実弥「好きなら目ェ離してんじゃねェよ!!俺が見つけなきゃ、アイツ…死んでたぞ!!」
『……』
死ぬ…?
誰がだ。
Aが…?
実弥「甘ったれてんなァ!!」
『…かはっ!!』
俺は再び右頬を殴られ、吹っ飛ぶ。
実弥「…今は蝶屋敷で眠っている。迎えに行ってやれ。俺よりテメェが行った方がいいだろ…」
『…すまない、不死川』
不死川は、振り返りもせず帰っていった。
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chiaki0708(プロフ) - 尊死しました、、最高すぎて感情が着いていきません! (2021年9月28日 21時) (レス) @page29 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - あいひさん» がんばりますね!ありがとうございます!! (2020年6月21日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - むいむいさん» ありがとうございます!!がんばります!! (2020年6月21日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
あいひ - 面白いです!!この作品!!応援しています!!頑張って下さいo(`^´*) (2020年6月21日 1時) (レス) id: 1f3cc1e722 (このIDを非表示/違反報告)
むいむい(プロフ) - 楽しく見させてもらいました!本当に凄い面白いです!これからも応援してるよ!ヾ(o´∀`o)ノ (2020年6月1日 17時) (レス) id: 57dfd5ac90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shiba | 作成日時:2020年5月27日 12時