44 救ノ型 ページ47
「何する気だ」
『煉獄さんを助ける 絶対に死なせない』
──雪の呼吸 弐ノ型 吹雪の舞──
放った先は煉獄さんに向けて
煉獄さんの傷に技を放った
それも斬るためではなく
止血するために
放った先は凍る
無理やり止血していた
『私はあなたを死なせない 絶対に』
「禰夜…」
私は鬼だった
鬼だった頃は人を救っていた
鬼舞辻に支配されているときは
鬼も救っていたかもしれない
それでも 私は人を喰わなかった
私は鬼舞辻にえらく気に入られていた
だから生かされた
もし 今の呼吸が 昔の、
鬼だった頃の名残なら
できるでしょう?
私は人を救うために生まれたんだから
刀身の長い方の刀"風月"を地面に置いた
そして手を煉獄さんの傷の場所
凍っている場所に置いた
雪月を振り上げる
──
「なっ…」
煉獄さん 生きてください
私が鬼だった頃の名残があるのなら
助けられる
この呼吸は全部名残だから
自分の手もろとも刀身の短い刀"雪月"を突き刺した
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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月2日 3時