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11 お館様 ページ13

「妹は俺と一緒に戦えます

鬼殺隊として人間のために戦えるんです」


雰囲気が緩んだところで

必死にそう訴える炭治郎だが


「あらあら何を世迷言を」


しのぶにそう言われてしまう

その時 禰豆子の箱を持った

風柱 不死川 実弥がやってきた


しのぶが預かっていたらしいが

それを実弥が持ってきたことによって

しのぶは珍しく怒っていた


そして実弥は炭治郎の言葉を全否定し


禰豆子の入っている箱に刀を振り上げた



その時だった

刀は 音もなく現れた ボロボロの少女に刺さっていた


「お前っ」


実弥は焦っていた


だが呼吸法を使い止めているのか 刀は抜けない


誰もが気づかなかったようで 皆が驚いていた


そしてその中一人


炭治郎はブチ切れて実弥に飛びかかった


咄嗟に刀を離し 炭治郎の相手をする


「禰夜さん

蝶屋敷で寝ててくださいって何度言ったら!」


しのぶは慌てて禰夜と呼ばれた少女に駆け寄る


「俺の妹に何してんだぁっ!」


炭治郎のその言葉の後


「お館様がいらっしゃるぞ」


と 義勇が叫んだ


それに一瞬気をとられた実弥は

炭治郎の頭突きを食らった


炭治郎はすぐに箱の元に駆け寄り取っ手を掴むと


腹に刺さった刀を抜いた禰夜に触れようとしたが


少女はパンっと手を弾いて


『妹一人守れないのなら連れ歩くな』

そう冷たく言った


ここに来る前からボロボロで

その上腹を刺された禰夜は

そんなことも感じさせないほど

冷たい態度をとった


炭治郎は怯んでいた


だがすぐに

「善良な鬼と悪い鬼の区別つかないなら

柱なんてやめてしまえ!」


そう柱たちに言った


「ぶっ殺してやる!」


実弥がそう言ったところで

「お館様のお成りです」

とお館様の娘であるにちかが声をあげた

そしてお館様が登場した



「お早う皆 今日はとてもいい天気だね

空は青いのかな?」


柱共々すぐに皆 頭を垂れた


怪我を負っている禰夜でさえも


炭治郎は無理やり頭を抑えられ頭を垂れていた

12 妹を守るため→←10 裁判



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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月2日 3時

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