検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:152,182 hit

桜田「陸拾壱。」 ページ22

桜田「これは・・・父さんの日輪刀?」


ここにも手紙・・・。


桜田「さっきの棚の中にあったのから読もう。」




  『お前に黙っていた事がある。

  それは、

  俺の弟、お前の叔父についてのことだ。』




桜田「空莉叔父さんについて?」





  『空莉は





 






  ―――――――――鬼だ。』





 





桜田「・・・・は?」







叔父さんが、鬼!?


そんな・・・!全く気がつかなかった・・・!!!


鬼の気配は殆どしなかった。

何故!?





  『父さんと空莉は一度、若いころに鬼舞辻無惨に

  遭遇したことがある。』



伊黒「!!」



  『その時に傷口に鬼舞辻の血がついてしまったらしい。

  でも空莉は人を殺した事が無い。つまり人を食わない鬼。

  ・・・だがその代わり、生物を「壊す」ことや「殺す」ことで

  快感を覚えたらしい。

  最初、とある旅人の腕を引っ掻いたことがあった。

  その時俺は空莉の右腕を切り落とした。

  だがその刀は日輪刀ではなかった。

  だから空莉の腕はすぐに元に戻った。

  ・・・その時弟が鬼になってしまったことを痛感した。

  空莉もその痛みで正気を取り戻した。

  俺は空莉に人や動物ではなく、鬼を殺せと言った。

  ・・・言いたくはないが鬼のおかげで空莉は生きていられた。

  鬼を殺すことで空莉は生きていられたんだ。

  幸いにもかかった鬼舞辻の血が少なかったから

  空莉を鬼だと気づいた人は少なかった。

  ・・・きっとお前は今頃目が点のようになっているんだろうな』




手紙はここで終わっていた。


最後に書かれていたように、私の目は点になっていた。

叔父さんが鬼。

驚くとかそういう問題じゃない。



桜田「・・・・・!!!」



・・・・前回の柱合会議でお館様の言った言葉。






産屋敷『・・・一番Aに認めて欲しかったのだけれど・・・。』





あの時は何故私に?としか思っていなかった。


こういうことか。


お館様は、私の叔父が鬼だという事を知っていたんだ。


だから「善い鬼もいるということを知って欲しかった」


なんて言ったんだ。

私が叔父さんに懐いているということを知っていたんだ。


桜田「・・・あの人には何でもお見通しだなぁ・・・。」






じゃあもう一つの手紙も読んでみよう。

 

桜田「陸拾弐!」→←蒼空翔「陸拾です。」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
117人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 女主 , 伊黒小芭内
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 桔梗さん» ひゃっふぅ。(^-^ (2017年10月25日 22時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お疲れ様 (2017年10月21日 17時) (レス) id: 99f9ade5b5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ヨモギさん» 有難うございます!(●´ω`●) (2017年10月15日 23時) (レス) id: c21cec3906 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 仁さん» 1章も昼間見てました!良かったですね、 (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96e96e60af (このIDを非表示/違反報告)
- ヨモギさん» 読みましたよ〜。憧れの仁さんて 笑 有難う嬉しかったです(^-^) (2017年10月15日 21時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年8月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。