蒼空翔「陸拾です。」 ページ21
桜田「・・・それって・・・その翌日に鬼が出たってこと?」
蒼空翔「・・・はい。」
・・・それじゃあ、父さんはお母さんの命日に死んだってこと・・・?
蒼空翔「・・・これを。」
桜田「?」
蒼空翔「空唆様がA様に書かれたものです。」
桜田「!日記に書いてた手紙のことか・・・。」
『Aへ
お前がこれ読んでるってことは家に帰って来たんだな。
・・・そんで俺は死んでるんだなぁ・・。
・・・お前のことを認めなくてすまなかった。
本当はな、もうとっくに認めてたんだ。
言葉にしなかったんだ。お前が俺の前から消えそうで、
言えなかったんだ。
自分勝手だな。こんなのが父さんでごめんな。
・・・お前は俺に「二刀流は教えてもらったばっかりだ」って
言ったな。
そんな事はない。俺は二刀流についての教えられることは全て教えた。
そしてお前はすべて習得した。
もうお前は二刀流の剣士を名乗ってもいいほどだ。
・・・父さんの部屋の端に小さな箱があるだろう。
それを開けなさい。お前に贈り物があるんだ。
鍵は右端の棚。上から三番目。
そこにも手紙を入れてある。
お前に言ってなかったことを書いてある。
読んでくれ。
空唆 』
桜田「やっぱり・・・・・認めてくれてたんだ・・・。」
伊黒「・・・・・・桜田、棚から鍵を取り出そう。」
桜田「・・うん。」
私たちは父さんの部屋の棚の元へ行った。
桜田「これかな?」
伊黒「・・・随分と大きい棚だな。」
桜田「父さんの部屋自体が大きいからね〜・・・。」
蒼空翔「倒さないようお気を付けくださいね。」
私は棚の上から三番目を開けた。
キラッと銀色の光が見える。
私はその場所に手をのばした。
桜田「鍵・・・。」
伊黒「・・・洋風だな。」
桜田「父さんらしくないなぁ 笑」
桜田「あ、手紙だ。・・・後で読もうかな。」
そして箱のもとへ行った。
桜田「開けるよ。」
桜田「!!」
そこにあったのは、
父さんの、日輪刀だった。
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仁 - 桔梗さん» ひゃっふぅ。(^-^ (2017年10月25日 22時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お疲れ様 (2017年10月21日 17時) (レス) id: 99f9ade5b5 (このIDを非表示/違反報告)
仁(プロフ) - ヨモギさん» 有難うございます!(●´ω`●) (2017年10月15日 23時) (レス) id: c21cec3906 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 仁さん» 1章も昼間見てました!良かったですね、 (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96e96e60af (このIDを非表示/違反報告)
仁 - ヨモギさん» 読みましたよ〜。憧れの仁さんて 笑 有難う嬉しかったです(^-^) (2017年10月15日 21時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仁 | 作成日時:2017年8月21日 20時