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桜田「伍拾玖。」 ページ18

『六月二十八日、

  昨日Aが家出をした。

  「お前は弱いからだ。」などと思ってもいないことを言ってしまった。

  すまない。本当はそんなこと思っていない。

  A、お前は強くなった。

  ・・・ここで言っても意味がないな。』




『六月二十九日、

  やっぱりAは帰って来なかった。

  帰ってくるはずがないよな。馬鹿馬鹿しいな。

  俺が悪いのに。

  本当にごめんな。』




『六月三十日、

  Aが家出をしてから三日目。

  当然今日も帰ってこない。

  散々Aが居なくなるのを恐れていたくせに

  自分の一言でAがいなくなった。

  世話ないな。自分が嫌になる。』




『七月一日、

  もう四日目。「帰って来るだろうか」という期待を

  するのをやめようと思う。

  ・・・でもやっぱり駄目だなぁ諦められそうにない。

  本当にごめんな。Aにずっと隠していたことが

  あったんだ。Aが二十歳になった時言おうと思っていたこと。

  手紙を書いておこう。

  俺も死ぬつもりはないがいつ死ぬか分からないしな。

  ・・・・・・明日は陽奈の命日。』








桜田「・・・・嘘・・・・。」





父さんは、既に私を






 








――――――――――認めていた?







 








桜田「嘘、だってあんなに・・・、あんなに・・・。」



桜田「鬼殺隊を辞めろって・・・・・。」




伊黒「・・・・。」







桜田「・・・・・・・なんで、」









桜田「・・・なんで言葉にしてくれなかったんだよぉ・・・・!!!」







 







なんで今更私はここに帰って来たんだよ。



グレてないで帰って来てればよかったんだ。



もうやだ、なんで今更知ったんだよ。







桜田「・・・・あれ?ここから先の日記がない・・・。」



伊黒「・・・すまない。その先は色々と探してみたんだが
  見つからなかった。」


桜田「いや、大丈夫!私も探してみる!」




そう言った瞬間、

部屋の襖が開いた。


伊黒・桜田「!!?」




蒼空翔「・・・・そのさきは、ない(・・)のです。」


桜田「!蒼空翔か。吃驚した・・・。」


伊黒「・・・ない(・・)とはどういう意味だ。餓鬼。」



蒼空翔「そのままの意味です。」





蒼空翔「書く前に、」







 








 






蒼空翔「――――――――亡くなられたのです。」







 

桜田「本編が重すぎるので番外編〜。」→←蒼空翔『・・伍拾捌です。』



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- 桔梗さん» ひゃっふぅ。(^-^ (2017年10月25日 22時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お疲れ様 (2017年10月21日 17時) (レス) id: 99f9ade5b5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ヨモギさん» 有難うございます!(●´ω`●) (2017年10月15日 23時) (レス) id: c21cec3906 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 仁さん» 1章も昼間見てました!良かったですね、 (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96e96e60af (このIDを非表示/違反報告)
- ヨモギさん» 読みましたよ〜。憧れの仁さんて 笑 有難う嬉しかったです(^-^) (2017年10月15日 21時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月21日 20時

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