＊41話 ページ45
カナヲ「…栗花落カナヲ。」
『カナヲ…カナヲは、どうしてここにいるの？』
カナヲ「…」
ニコニコしたまま、また弾いて投げる。
それが手の甲に収まる寸でのところで私が両手で止めた。
カナヲが少し吃驚した顔で私を見る。
『カナヲは、これで喋るかを決めるの？』
カナヲ「…うん。」
『…禰豆子は、表と裏どっちがいい？』
禰豆子にそうきくと、むぅ〜と声を出して掌を見せた。
『表…』
閉じた両手を開くと、コインは表と書かれていた。
『表が出たから、カナヲはこれから私達と遊ぶ。』
禰豆子「むぅ〜」
カナヲ「…え？」
固まるカナヲの手を掴んで、飛んで舞う蝶々を追いかけるように駆け出す。
最初は、私に引っ張られるようにして駆けていたカナヲも、やがて蝶々を捕まえるように手を伸ばした。
『蝶々を最初に捕まえた人が勝ち！』
禰豆子「むぅ！」
カナヲ「負けない。」
月夜の夜、私達は三人で庭を駆け、舞う蝶々を追いかけた。
楽しくて、三人で花畑を駆け回ったり、禰豆子が花冠の作り方を教えてくれたり。
善逸たちに呼ばれるまで気が付かなかった。
カナヲ「楽しかった。」
屋敷に入って、部屋に入る前、カナヲは私に行った。
ほんのり恥ずかしそうに頬を染めて俯きながら。
『カナヲと、私と禰豆子はもう友達。また一緒に遊ぼう？』
そう言うと、嬉しそうに頷いた。
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藍恋(プロフ) - カナリアさん» ありがたいですぅうう (2019年9月30日 13時) (
レス) id: e4a0379987 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございますっ！ (2019年9月30日 13時) (レス) id: e4a0379987 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 面白い!!感動します!続き気になります!更新頑張ってください! (2019年9月12日 14時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 好きぃぃ（＞ω＜）大好きぃぃ(*´-`)面白いし感動しました！続きが気になります！ (2019年9月10日 21時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - セシルさん» いえいえ (o^^o) (2019年9月9日 16時) (レス) id: b8dca656ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍恋 | 作者ホームページ：http://puchiamatheater
作成日時：2019年8月29日 20時
