*37話 ページ37
グチャ
鈍い音がして、同時にお腹あたりに激痛が走り、目を覚ます。
『!!!』
目を開くと、知らない屋敷にいて、私は壁に横たえられていた。
私と同じ、白い髪に凄く目つきの悪い男の人が、私のお腹に刀を突き刺している。
ズブズブと刀はお腹に飲み込まれ、トンッと後ろお壁にあたった。
『いっ…だ…い…』
ここはどこ?善逸は?
痛くて、苦しくて、善逸が隣にいないことに困惑する。
我妻「Aちゃん!!おいあんた!
まだ、お館様がいないのに、Aちゃんを刺すなんてッ!!」
善逸は、縄で縛られていて、少し距離のある場所にいた。
不死川「あ゙あ゙?俺は御館様がこの鬼に襲われないように動けねぇようにしただけだ。」
善逸「だからって!」
伊黒「御館様だ」
立ち上がった善逸を、蛇を首に絡ませた男の人がその頭を鷲掴んで、地面へと叩き付ける。
『善い…ッ』
思わず、善逸を呼ぼうとして刀をぐるりと腹の中で回された。
不死川「黙れ。」
「実弥、痛めつけるのはやめなさい。」
鳥肌が立った。
優しくて、心を落ち着かせられるような
そんな声なのに。
恐怖を抱いたのは、あの男の記憶からだろうか。
産屋敷「初めまして、A。私は、産屋敷。この鬼殺隊を管理させてもらっている。」
『…』
不死川「御館様。こいつは鬼です。殺してしまいましょう。」
善逸「やめ!ッぐ…」
善逸が、止めようとして、頭を強く押さえつけられる。
産屋敷「その子は、我妻くんが言うにはまだ、人を食べていない。
もしかすると、その子が太陽を克服する最初の鬼になるかもしれないんだ。」
不死川「…そんなの分かりません。アイツの妹がそうだったとしても、コイツもそうだとは限らない。」
「俺が、証明してみせます。」
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藍恋(プロフ) - カナリアさん» ありがたいですぅうう (2019年9月30日 13時) (レス) id: e4a0379987 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございますっ! (2019年9月30日 13時) (レス) id: e4a0379987 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 面白い!!感動します!続き気になります!更新頑張ってください! (2019年9月12日 14時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 好きぃぃ(>ω<)大好きぃぃ(*´-`)面白いし感動しました!続きが気になります! (2019年9月10日 21時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - セシルさん» いえいえ (o^^o) (2019年9月9日 16時) (レス) id: b8dca656ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍恋 | 作者ホームページ:http://puchiamatheater
作成日時:2019年8月29日 20時