柱なのに音柱の継子になってしまった。

第25話 呼吸の使えない体 ページ27

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それでは本編スタート！








蝶屋敷に着くと、師範・しのぶさん・蜜璃ちゃん・伊黒さんが私の事をとても心配していた。


「A!!お前大丈夫か!?上弦の参と戦ったんだろ！」

「切り傷程度の怪我はありますが、平気です。
ですが、煉獄さんが私のせいで。」

「別にあなたのせいとは言ってません。
何があったのか治療しながら教えてください。」


私達は治療をするために診察室へ向かった。


「任務は順調でした。最初厄介な血鬼術かかってしまいましたが、なんとか鬼の首を斬ることが出来ました。

そして、その衝撃で列車は横転し私達は外に投げられましたが死人は出ませんでした。

ですが突如上弦の参が現れ、そいつと煉獄さんが戦って煉獄さんは左目が潰れてしまいました。
私はその時別の場所にいたので合流するまで時間がかかりました。

その後、合流して煉獄さんの代わりに私が戦いましたが最後の最後で逃げられてしまいました。
私がもっとはやく合流していれば煉獄さんが…」


「お前のせいではない。それに、星ノ澤が来てくれたことによって煉獄は一命を取り留めたのだ。

むしろ、お前に感謝しなければならない。」


「伊黒さんの言う通りよ。
Aちゃんは何も悪くないわ。ただ……」


"ただ……"？何かあったのだろうか？


「実は、上弦の参との戦いで煉獄さんは"呼吸が使えない体"になってしまったんです…。」

「それってまさか、柱を引退しなければならないという事ですか？」

「そういうことになります。」


嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ！信じたくない！


「A。煉獄の病室に行くか？今なら誰もいないぜ。」

「師範……。」


私は少し考えて答えを出した。


「少しの間でいいのなら、行きたいです。」

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