柱なのに音柱の継子になってしまった。

第9話 不死川実弥VS私 ページ11

「おい、さっき言った言葉覚えてるかァ？
お前を今ここでぶっ殺してやるゥ。
さっきのはまぐれという事を思い知らせてやらなきゃなァ！」


えっ普通に嫌なんですけど。何でこうなるの？


「俺は賛成だ。
だが、隊員同士で刀を使うのは隊律違反になる。だから、木刀で勝負しろ。」


伊黒さんまで言ってる。まあ木刀ならいっか。

それに、最近弱い鬼しか戦ってないからたまには稽古したいなって思ってたんだよね。


「いいですよ、それで信じてくれるなら。」

「お館様、よろしいでしょうかァ？」

「いいよ、実弥。
それにAの実力も知りたいからね。」


そして、私達は稽古をするために少し準備した。





「俺が審判をしよう。
どちらかの木刀が折れるまでだ。準備はいいか?」

『いつでも。』

「では試合開始だ。」

「一撃でぶっ殺してやるゥ！
風の呼吸・壱ノ型 塵旋風・削ぎ！」


地面を抉る勢いで突撃する型だけど、その技何回も見たことあるから対処可能！


「星の呼吸・壱ノ型 星雲斬り！」


この型は相手の間合いの内側に潜入して回転しながら斬る型。星の呼吸の基本の型である。
今回は横に振って風を打ち消すために使った。

そして、風を打ち消された事にあせりを感じた不死川さんに隙ができる。
そこを私が編み出した最強の攻撃技で木刀を粉砕する。


「星の呼吸・陸ノ型 天地海冥・天ノ矛！」


"天ノ矛"は一度に15連撃を放つことができる。
簡単な動きしかしてないので何回も連発可能。

そして、不死川さんの木刀は粉々に散っていて私の木刀は無傷だった。


「し・試合終了だ…。」


伊黒さんも柱の人達もすごく驚いている。
1番驚いたのは不死川さんだ。固まってる。


「Aさん、今あなたは何連撃したんですか？教えてください。
僕は霞柱の時透無一郎です。」


無一郎君が話しかけてきた。


「この型は本来15連撃する技なんですけど、今回は8連撃しかしてません。
この型は自分で編み出しました。」

「これでAが未来から来た柱だと納得してくれたかな？
それでAの事なんだけど、Aはこれからどうしたい？」

「そうですね。
まず柱の事なんですけど、私はこの時代では一般隊士の扱いで構いません。」


その言葉に柱全員が驚いた。


「実を言うと、私まだ柱になりたてなんです。
なので一般隊士の方がまだ楽というかそんな感じなんですよ。」







大正コソコソ噂話！

Aは柱最強の悲鳴嶼さんより強いです！

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