完全妄想キメツ学園！

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藤「優しい人。見た目は優しくないけど。
　 家族思いのいい人だよ」

不「そォかい」

気持ちだけでも伝えたらダメかな...

なんて自分勝手だよなぁ

学校に着いて教室の鍵をもらって教室に行く

泣きそう

もう、泣こう

誰もいない、しんとした教室で一人泣いていた

ガラガラ

え、誰かきた

し「瑞輝さん！？どうしたんですか？」

しのぶさん...

しのぶさんの好きな人も先生だよね

藤「義勇を好きになって、後悔してません
　 か？」

目を見開く

まぁそうだよね

そうなるか

し「そうですねぇ..性格の問題かもしれませんが
　 冨岡さんは鈍感ですからね。それで、ああ
　 もう！ってなったことはありますよ」

藤「好きな人に好きな人がいました」

し「...瑞輝さんかもしれませんよ？」

藤「守りたくなるような人だって

　 私はそんな子じゃないから」

し「...辛いですよね...瑞輝さんは諦めるんです
　 か？」

？

諦める...

諦め...られる？

藤「諦めたく...ない」

し「それでいいんですよ。諦めなくて。また
　 何度でもトライしてください」

藤「ですね...ありがとうございました！」

し「いえいえ、お役に立てて良かったです」

藤「そういえば何しにきたんですか？」

し「空き教室探してました」

藤「ああ。じゃあ」

し「はい」

何をするのかは聞かない方が良さそうだな

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