プロローグ ページ2
A視点
『っ・・・・！』
これが…上弦のいちっ＿＿！
やっば、ほんとのホントに死んじゃうかも＿＿
でも、生きなきゃっ、生きて帰ってみんなに伝えなきゃ。
「逃げるのか・・・？」
あー、もうっ！
なんで、鬼なのに呼吸使えるし、刀持ってんのよ！！
「小娘、行き止まりのようだな。」
体は、傷だらけで動くはずがなくて荒い息遣いが自分から聞こえる。
破けた隊服を眺め、自分の刀を眺める。
そうだ、呼吸、最後の一発を…
『水の呼吸 末の型 狐の災いっ！！！！』
私が、私のために考えた型。
空中で空気をけるようにして、一周近く回りながらいろいろな角度から急所を狙う、そして最後に急に前に現れて首を切り裂く＿＿っ
この技を実践で使ったことはなかったし、私の小さい体を生かした型だから、誰にもまねできないし
私がやっても練習でも気絶した技だ。
実質、捨て身な攻撃ということ。
「良い。だが、勝てぬ」
そう聞こえたのと、一撃くらわされて、体が地面についたのが同じだった。
『っ！』
倒せなかった。
鬼はそれ以上攻撃する気はないのか、去っていく足音が聞こえる。
…みんなごめん。
情報も持ち帰ることができないままだ。
私のカラスが急いで救援を呼びに行っていたけど多分間に合わない。
私は死ぬ。
そう確信した。
『私の人生、後悔はないやぁ・・・』
そういうと、目の前がまぶしくなった。
そのままつぶって人生を終えた…はずだった。
『え？なんで、意識があるの？！』
鬼と戦う、その日に起きた時と同じ感じで、私は自分の屋敷で目が覚めた。
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こんわた - Namiさん» Namiさんコメントありがとうございます！続きどんどん上げていくので待っててくださーい！コメントほんとにありがとうございました！ (9月9日 11時) (
レス) id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 幽霊夢主面白いです！お面つけるかどうかで切り替わるんですね！続き気になります！ (9月8日 21時) (レス) @page4 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年9月6日 18時
