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49話 ページ50

sideA

母「1人で買いに行けば良いのに。」

A『あの人達が行かせてくれるなら行きます。』

私が自由に歩ける時は必ず兄さんか玄弥が居る時ですね。

あとは校内…

でも1人になる時間は10分休憩だけと放課後。

放課後は図書室に居て、勉強してます。

玄弥が迎えに来て、下に降りると兄が車の前で待機してます。


母が車を入れる際に窓に張り付いている弟を見て絶句しかけました。

A『ただいま帰りまし』

玄弥「姉ちゃん!!」

わー…

飼い主の帰りを待っていた犬ですか?

玄弥「姉ちゃーん♡」

甘い声を出して甘える弟と泣いたせいで顔がぐちゃぐちゃの弟。

A『手洗いしてから。』

玄弥「ん。」

スっと離れてリビングに戻る。

A『さーて…』

あら?兄さんが居ない…

そんな事はお構い無しに私に寄りかかる弟。

A『レモネードでも飲みましょうかね。』

温かくしてあげなきゃ。

弘「…お姉ちゃん…」

またポロポロと泣く。

弘「…ごめんなさいぃ…」

本当はもっと叱りたいんですが、こんなに泣いて尚責める程私は鬼ではないので…

A『よしよし。良い子良い子。』

抱っこしてあやします。

弘「…グスン…」

玄弥(俺もよしよしされたいぃ!良い子良い子されたい!)

だいぶ落ち着いて来ましたね。

実弥「謝れたのかァ?」

弘「…うん。」

実弥「姉ちゃんに抱っこされて良いなァ。」

弘「うん。」

嬉しそうに笑いますね。

「「あー!お姉ちゃんに抱っこされてる!!」」

「寿美も!」

「貞子も!」

A『お兄ちゃんと遊んでもらいましたか?』

「「うん!」」

だから居なかったんですね。

実弥「…!A。玄弥が拗ねた。」

はい?

玄弥「…」

口を尖らせて横になる弟。

A『いつも一緒に居るんだから。たまには許してあげて下さい。』

玄弥「…」

拗ねてますね。

A『はぁ……』

玄弥(ため息!?…嫌われた?ヤダ…)

玄弥「…グス…うぅ…」

布団を被って泣き始めました…

布団の上からトントンと軽く叩きます。

A『風邪で気が滅入る時なのかもしれませんね。』

普段はしない事ですから。

A『玄弥、良い子。』

少しだけ出ている頭を軽く撫でて、お湯を沸かしに行きます。

玄弥「姉ちゃ…!」

布団から這い出て抱きついて来ました。

A『平熱に下がったとはいえ、安静にしないと…』

どうすれば良いですか。

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サツキ - 面白さと可愛さが半端ないです!それと、宇髄の字が違うのに気づきました…。 (2020年2月2日 1時) (レス) id: 4e7951c323 (このIDを非表示/違反報告)
夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - はあああああ、、くっそ可愛いかよ死ぬ (2020年1月17日 9時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 自然ににやけてしまいました(°▽°)♪ 更新頑張ってください!続き、楽しみです!! (2020年1月12日 14時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
するめ - 更新頑張ってください。楽しみにしています。 (2019年12月31日 22時) (レス) id: 5967363577 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 面白かったです!玄弥と 実弥可愛過ぎこれからも頑張ってください!応援してます! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年12月5日 21時

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