【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

46話 ページ47

sideA

玄弥が元気になったみたいですね。

待合室に戻ります。

実弥｢遅かったな。｣

善逸｢げぇ！？｣

実弥｢ああ"？｣

教師が取るべき態度ではないですね。

A『予防注射をしに来たそうですよ。』

兄さんはハッとして

実弥｢受けろォ。｣

と勝手に手続きし始めました。

A『玄弥は早々に帰るべきですよ。』

実弥｢玄弥を送ったら迎えに来る。｣

へぇあ…

A『病人を置いて家を空けるのはどうかと…』

｢不死川Aさーん。｣

わーを。

A『とりあえず、玄弥のお会計とお薬貰って早めに帰らないと…私は歩いて帰りますから。』

玄弥｢やだ…変な人に連れてかれちゃう…｣

A『こんなに明るいのに…』

玄弥｢連れていかれるの！｣

えぇー…

結局、待ってもらうことにしました。

兄は薬を取りに行きました。

｢はーい、1時間ぐらい待ってて下さいね。｣

A『やっぱり帰った方が…』

自分のコートをかけた弟を撫でる。

玄弥｢やだ…｣

A『お家帰ってお布団で寝ましょう？』

玄弥｢姉ちゃんと一緒に帰る……｣

実弥｢終わったかァ？｣

あ、ちょうど良いところに。

A『まだ小一時間居なきゃいけないんですよ…』

実弥｢玄弥、帰んぞ。｣

玄弥｢姉ちゃんと一緒に帰るぅ…｣

A『悪化しちゃいますよ…』

玄弥｢姉ちゃん連れていかれちゃうの嫌だ…｣

A『連れていかれないから帰んなさい。』

嫌なのが伝わりました…


帰ってきました。

A『お粥作るので寝てなさい。』

玄弥｢ん……｣

リビングに布団を敷いて寝かせます。

玄弥｢ｽｩｰ…｣

寝ましたね。

よし、お粥とすりりんごを作ります。


A『先に私達だけでお昼にしましょうか？』

実弥｢そうだな。｣

弟を横目で見守りつつ、食事します。

今日のお昼は鍋焼きうどんです。

玄弥｢お腹空いた…｣

用意した上着を着て起きてきました。

A『食欲あって良かったです。今、用意しますね。』

実弥｢風邪だからって何でもしてもらえると思うなよ。｣

？

A『玄弥、あーん。』

実弥｢風邪だからって甘やかすな。｣

そう言われましても…

玄弥｢あーん。｣

デザートのすりりんごも全て完食ですね。

A『さ、お薬飲みましょ。』

玄弥｢やだぁ…｣

A『治りませんよ…？』

実弥｢姉ちゃん、薬飲まない人、嫌いだってよ。｣

言ってません。

玄弥｢飲むがらぁ"!!｣

泣きながら薬を飲みました…

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