【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

27話 ページ28

sideA

保健室に着きました。

善逸｢俺の事を殴るとか酷くない！？｣

獪岳｢黙っていろ、カス。｣

酷い言われよう…

善逸｢なんでお前が保健室に居るわけ！？｣

獪岳｢保健委員の係だ。｣

先生方は職員会議ですもんね…

A『へー、善逸くんのお兄さんですかぁ。』

善逸｢センパイ、コイツとは仲良くしない方が良いよ。｣

A『あら、どうして？』

善逸｢暴力的だし、口悪いし、弟の俺のものは全部俺のものとかほざくし、あと｣

あらあら…

でも仲は悪くない様子。

A『私は玄弥の…弟の怪我を治療しますから、えっと…』

獪岳｢獪岳だ。｣

A『獪岳さんは善逸くんの手当を…』

善逸｢ヤダヤダヤダ!!センパイじゃなきゃヤダ！｣

あらあら…

玄弥｢お前さっきから姉ちゃんに図々しいぞ！｣

善逸｢だって獪岳は絶対に傷口に塩を塗るタイプだもん！怖い！｣

あらあら……

A『優しそうなお兄さんじゃありませんか。』

善逸｢外面は良いの！｣

あらあら……

A『では、うちの弟を…』

玄弥｢ヤダ！姉ちゃんじゃなきゃヤダ！｣

なんでまた…

A『貴方、そんな駄々っ子じゃないでしょう？』

玄弥｢姉ちゃんじゃなきゃヤダ！｣

どうして…

A『玄弥、良い子だから…』

玄弥｢う〜…｣

抱きついて来ました。

A『あらあら…いつからこんな駄々っ子に…』

とりあえず善逸くんを手当しました。

獪岳｢よし、じゃあ稽古行くぞ。｣

善逸｢ヤダヤダヤダヤダヤダ!!絶対に傷に当てる気満々じゃん！｣

仲良く出て行きました。

A『玄弥、ムカついても先に手を出したら負けですよ。手を出したら悪者です。』

玄弥｢……｣

A『彼がそんなに酷い悪口を言うとも思えませんが…』

玄弥｢言ったもん…｣

口を尖らせて…

A『そう、玄弥は家族想いですからね。』

家族を馬鹿にされるのはこの子にとっては、とても苦しいものなのでしょう。

A『優しい子。良い子ね、玄弥。』

先程とは打って変わって優しい顔になりました。

A『はい、お終い。』

玄弥｢姉ちゃん、帰ろー。｣

A『良いですけど、部活は？』

玄弥｢休み。｣

職員会議ですから無いのかもしれませんね。


兄さんが玄関前で待ってました。

実弥｢一緒に帰んぞ。｣

はぁい。

実弥｢やるなら派手にやれ。｣

宇髄先生みたいな事を…

天元｢そーそー、骨の1本2本ぐらいド派手に。｣

本当に教師なのでしょうか。この人たちは。

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