no.3 ページ3
いやいや、おかしい、なぜだ
夏休みからこのゲームを初めてずっと地域ランキング１位を維持してきた。。
自分のスコアは自分でしか抜いたことはない。。
そう、このゲームは己との戦いッ
なのにっ、なのにっ
１位 カラ松 スコア8538
２位 A スコア8209
『ランキング抜かれてるぅーーー⁉』
「よしよし、泣きそうにならないの」
『いや、カラ松って誰だよ⁉私の努力の結晶があぁぁ』
「よしよし」
『カラ松とやらはどこじゃぁぁああー、この私が勝負してやるぅう』
「そんなにカッカしないの、Aならまた一位になれるわよ」
『ﾊｯ 』
そう、私ならまた一位を狙えるはずっ
『一子、銃を持つのよっ』
「はいはい」
『うらゃああああああぁぁぁぁぁぁ』
『こんのおおおぉぉぉぉおおおおおおおお』
『ゾンビどもおぉお、このA様が倒してやんよおぉおおお』
『なっなぜだぁぁぁぁぁあ』
「お、落ち着いて、A」
『ぐすん』
「よしよし、こんなことでメソメソしないの」
『う、うん』
『一子、ゲーム付き合ってくれてありがと、、』
『紅茶、飲みに行こうか』
「そうね、また今度付き合ってあげるから、元気出して」
ね？と私を優しく励ましてくれる一子
『うん、、』
『ありがと、、』
騒がしいゲームセンターを後にする
だんだんガヤガヤとした音が耳から遠のいてゆく
それにしても一位をとってたカラ松ってやつ
この私から１位の座を奪うなんて、油断できないな、
はぁー、大会もうすぐなのにな
カランコロン
カフェ屋の中に入る
ここはいかにも一子が好きそうな雰囲気のカフェ屋だ
前からよく一子に連れて来られた
ずらりと本が並んでて、静かに優雅なBGMが流れる
たまにならこういう場所も悪くない
「ここに来るの久しぶりね」
「ゆな、元気にしてるかしら」
ポツリと一子がつぶやく
ゆな、いつも一緒だったな
このカフェにもよく来たし
なんで急に引っ越したんだろう
『寂しいね』
『でも、来月に遊びに来るんだよね？楽しみ』
「そうね、あと一ヶ月でゆなが遊びに来る日ね、楽しみだわ」
__________________
「じゃ、そろそろ」
『うん、またあした』
『紅茶美味しかったね、また来よう！』
「えぇ」
『じゃ、また明日ね〜！』
カランコロン
「明日はちゃんと厚着してくるのよ」
『はーい、じゃ』
バイバイと言いながら小さく手を振る一子
大きめに手を振り返す
『また明日』
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ほのか(プロフ) - ユラさん» ありがとうございますm(_ _)m頑張ります！ (2017年12月23日 18時) (
レス) id: aa2828a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - 面白かったです！続き待ってますね！ (2017年12月23日 16時) (レス) id: 98acb8ec1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほのか | 作成日時：2017年12月17日 3時
