十七日目 貴方side ページ22
三「思い上がるなよ、人間。
俺はまだ認めてなどいない。
どうせまた、俺達を傷つけるんだろう？」
此方を睨み付ける三日月さんを見て、また笑いがこみあげてきた。
『ふふふっ！貴方こそ、思い上がらないで下さいね？』
三「何…？」
私が笑顔で言い返すと、三日月さんが殺気をだす。
流石、天下五剣ってところだね〜。
回りが顔真っ青にして冷や汗流してるよ〜。
こんちゃんも震えてるし…。
まぁ、私達は平気なんだけどね。
そう思いながら、私は三日月に笑みを向けて話す。
『神様だからってあまり調子に乗ると、痛い目見ますよ？
貴方はただ、私に……否、人間に怯えてるだけじゃないですか。』
三「ッ黙れ！！！貴様に何が分かる！？
仲間を折られ、傷つけられ、無理矢理夜伽をさせられた俺達の何が分かるッ！！！」
振り上げた三日月さんの刀を、髭兄が受け止める。
膝兄は私を自分の背に隠すように前に立った。
戀も、三日月さんを食いちぎろうと口を開きかけている。
『皆、落ち着いて。
髭兄、膝兄、そこを退いて？
戀も、三日月さんを食べようとしない。
話はまだ終わってないからね〜！』
髭「う〜ん、Aが言うなら…。」
膝「気をつけるんだぞ。」
『うん、大丈夫だよ〜！』
後一歩遅れてたら、三日月さん食べられてたなぁ。危ない危ない。
『少しは、他の子を見習ったらどうですか？
鶯丸さんも、宗三さんも、他の子達も、前任に酷い事をされています。
でも、それでも人間を信じようと努力しているのに、貴方は自分の殻に閉じ籠って前に進もうとしない。
そんな事の何が面白いのか、理解に苦しみますね。
否、理解なんてしたくもない。
なんなら、今ここで刀解でもしてさしあげましょうか？』
笑ってそう言うと、三日月さんは顔を真っ青にさせた。
髭「Aを受け入れようとしないのは、君だけだよ。」
膝「他の者は、少しだがAを信用しようとしている。」
『そうなんですか？』
私が聞くと、三日月さん以外の人は皆、小さく頷いた。
『まぁ、それはどうでも良いんですよ。
問題は、貴方は刀解されたいのか否か、ですからね。
貴方は絶対に人間を信用しない。
そう思ってる貴方には、此処は窮屈でしょう？
刀解して、楽にさせてあげますよ？
どうしますか？』
私は、笑顔のまま聞いた。
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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか！？凄い貴重なご意見、ありがとうございます！！！危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (
レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます！！！面白いと言っていただけて嬉しいです！ (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです！これからも更新頑張ってください！！お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です！今から更新して来ますので、少々お待ちください！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅桜 | 作成日時：2017年12月7日 7時
