しっかりしてよホークスさん ページ9
「でねえ？鷹瀬ったら何でも出来ちゃうんですよお…あはは」
「お前飲みすぎだぞ」
ホークスさんはお酒に弱い
――――――
エンデヴァーが勧めた寿司屋で夕食を食べていた３人、気付けば時計は既に２２時を回っていた。鷹瀬はまだ未成年でお酒は飲めないので、エンデヴァーとホークスだけがお酒を交えてご飯を食べている。
『あ、そろそろホテルに戻らないと…』
「コイツは帰る気なんて無いみたいだぞ」
スマホを見てそろそろかなと帰りの支度を始める鷹瀬だったが、エンデヴァーは目の前で酔いつぶれているホークスに目をやって呆れたように言った。
「聞いてます？エンデヴァーさん…たかせは本当に凄いんですからあ…」
『ホークスさん飲みすぎです。水飲んでください、お酒はもう終わりですからね』
心配の眼差しを向けるエンデヴァーをよそに、鷹瀬はテキパキと酔いつぶれたホークスを介抱している。バッグから小さいチョコレートを取り出し、グラスにオレンジジュースを注ぎ、店員に水を頼んでいく。
終いには『吐きますか？』と尋ね、横に首を振ったホークスを見て『じゃあお手洗い行ってきてください。あと少ししたら帰りますから』と、まるで母親のように語りかける。
「お前、いつもホークスの面倒を見ているのか？」
『あの人すぐ飲みすぎちゃうんですよ。今までは他の人が介抱してたんですけど、今年から俺がサイドキックになって、必然的にホークスさんと一緒に居る事が多いんですよね。』
『要するに嫌でも面倒見なきゃいけないんです』と笑いながら鷹瀬はホークスの分の荷物もまとめ始めた。エンデヴァーは「確かにイーグルは何でも出来る凄いサイドキックだ」と数回頷く。
「たかせー」
『ホークスさん、真っ直ぐ歩けますか？』
「うん…」
子供のようなふわふわした喋り方をするホークスの手を掴み、鷹瀬はぐりぐりと酔い覚ましのツボを押した。ホークスの荷物も背負い、念押しと言わんばかりにホークスの口にチョコレートを放り込む。
「気を付けて帰れよ」
『え、あれ、お勘定は？』
「お前への投資だ。気にするな」
『ええー、そんな、すみません…ご馳走になりますエンデヴァーさん…』
ペコペコと律義に礼を述べる鷹瀬を見て、エンデヴァーは「随分と謙虚な若者だ」と少し笑う。適当にタクシーを捕まえて交通費を鷹瀬のポッケにねじ込めば、『そんな、いけませんよ！』と目を開いて焦りだすもんだから、ますます面白くなった。
――――――
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林(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» ここまで長らくお待たせいたしました！完走できるように頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします！ (2020年2月11日 18時) (
レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - (名前)えりなさん» お待たせいたしました！長い間全裸待機させてしまって申し訳ございません（ ; ; ） (2020年2月11日 18時) (レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - お久しぶりの更新ありがとうございます！(？)ラストまで後少しなんですね…寂しくなります。これからもよろしくお願いします！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
(名前)えりな(プロフ) - めっちゃ面白いです！！全裸待機してますので頑張ってください！応援してます！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: f380eb65b5 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - カラバコの中の子犬さん» 全裸待機して頂いてありがとうございます（；；）まだ結末を考え中ですのでもう少々お待ちを！ (2019年11月6日 20時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年12月6日 2時
