３０日目 天使とホークスさん 続 ページ32
「もっと伸びるよ、君は」
ホークスさんは褒めて伸ばすタイプ
――――――
「羽を使わなくても飛べちゃう能力があるから、多分今まで無意識にそれに頼ってたんじゃない？」
『確かに…一理ありますね』
まさしくホークスの言う通りだった。今までは浮遊能力に頼りっぱなしで、翼の力だけで飛んだ事なんて殆どない。
「きっと翼も硬くなってるだろうね。仰向けで寝れないでしょ？」
『え？なんで分かるんですか？』
図星をつかれて驚きを隠せない様子の天塚とは反対に、ホークスはケラケラと笑いながら答えた。
「そんなの少し考えればわかるよ。まずは翼を柔らかくする所から始めた方が良いかもね」
『柔軟ですか？』
「そう…天塚君はさ、どうしてバレエの踊り手や体操選手が綺麗なパフォーマンスが出来るか知ってる？」
翼の話からいきなりなんだ？と天塚は目をパチクリさせた。しかしさっきの話から柔軟っぽいなと連想させたので『柔軟をしっかりしてるからですか？』と答える。
「その通り。彼らは基本的に幼い頃から柔軟を徹底的にやらされるんだ、じゃないと綺麗な演技ができないからね。でも柔軟を怠るとどうなる？綺麗な演技が出来なくなるよね？今の天塚君は柔軟を怠った子供の結果だ。翼だからって甘く見ちゃいけないよ。天塚君はまだ若いし、今からでもまだ間に合う」
『(…なるほど)』
ホークスの言った事を聞いて、天塚は頷きながら納得する。例えが分かりやすくて理解するのに時間はそうかからなかった。
「浮遊能力と翼を一緒に使えばもっとやれることが増える。もっと伸びるよ、君は」
『ホークスさん…』
天塚はまるで師匠を見るかのように目をキラキラさせてホークスを見る。残り数日のヒーローインターン、特訓も同時進行で頑張ろうと決意したのであった。
「常闇君も呼んで皆で特訓しようか、１人だと寂しいでしょ？」
『ええ〜嬉しいです！常闇、結構モヤモヤ抱えてるみたいでしたし！』
「はは、君だけじゃなくて常闇君もか」
それからの数日、天塚はホークスから課されたメニューをひたすらこなし、常闇はホークスと共に視野を広げる為、少しばかり事務所を離れた。
「天塚君、浮遊能力もあるのに翼の強化も取り入れるなんて凄いね。感心するよ」
そう言ったのはホークス事務所に所属している部下のヒーローで、天塚の特訓に付き合っている。
『そりゃあ、立派なヒーローになりたいですから！』
――――――
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林(プロフ) - ユキヒメさん» コメントありがとうございます！完結済みなのに嬉しい；；相澤先生好きすぎて、書く作品ほとんど先生とくっついてます、、偏り、、 (2021年8月29日 23時) (
レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 椿さん» かわいい自慢の夢主くんです！ありがとうございます、、！（コメント気づかなくてすみません；；） (2021年8月29日 23時) (レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - うちの推しオチだったーーー！！やったーーー！！！夢主くん可愛い！可愛すぎて心配ね、、、ナンパとか、まあ相澤先生がなんとかしてくれる！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 夢主くんかわいい…応援してます…!! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 33631e1d2f (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 夜剣さん» うわああ嬉しいコメントありがとうございます…！更新頻度遅くて申し訳ないですが、これからも宜しくお願いします！ (2019年2月13日 0時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月10日 23時
