３１日目 天使と猛特訓 ページ33
「Aすげー！」
『でしょ？』
自慢しちゃうんだから
(インターン設定ガバガバです)
――――――
数日間のヒーローインターンを終え、常闇と天塚は雄英へと帰ってきた。天塚は自室に戻るなりすぐジャージに着替え、同じくインターンから帰ってきた切島を連れて運動場へと向かう。
ここ数日間インターン中に特訓してきた天塚。今日サボる訳にはいかないと気を引き締め、試運転がてら切島で試す事にしたのだ。
『切島は明日こっちで活動なの？』
「おう！普通なら関西なんだけどよ」
そういえば麗日も明日こっちの方だと言っていたっけ、と天塚はぼんやり考えながらウォーミングアップをこなす。スムーズに翼を動かし、翼の調子も確認済みだ。
「よし、全力で来い！」
『いくぞ切島！』
最初は浮遊能力のみで軽く跳ね、切島の猛攻撃をふわりと避ける。切島の個性なら思う存分矢を放つことが出来るので、天塚は１本だけ矢を放った。
しかし切島の個性の前では、天塚の矢なんて物は何の攻撃にもならなかった。切島の身体に傷を付ける事無く、天塚の手から放たれた矢は空しくも地面に落ちる。
「そんなん効かないぜ！」
鉄と鉄がぶつかり合うような音を立てながら、切島は天塚に飛び掛かる様に走り出した。自分だってインターンを経て得たものがあるのだ、と意気込みながら拳を突き出す。
いけたと思ったのも束の間で、切島の拳には何の衝撃も走らない代わりに柔らかい風が切島の頬を撫でた。狙いを定めた筈の天塚はいつの間にか目の前から消えており、切島は思わず後ろを確認する。
「…は？？」
『へへ、見えなかったでしょ切島』
天塚は一瞬のうちに切島の背後に回っており、へらへらと軽く笑っている。陽気な天塚とは反対に、切島はどうやって一瞬で移動できたのか不思議でならなかった。
「え、な、お前どうやって…何で？」
『知りたい？』
まるでマジックショーの種明かしをせがむ子供の様に、切島は天塚の言葉に頷いた。
すると天塚は『よく見ててね』と一言だけ切島に伝え、ふわりと翼を使うことなく少しだけ地面から浮いた。切島は目をよく凝らして正面を見つめる。
『…いくよ？』
よく見てよと念を押し、天塚は翼を動かす。その瞬間、切島は天塚の影が移動したのを確かに確認した。先程と同じ柔らかい風が頬をまた撫でる。
「瞬間移動的な？」
『正解！』
「すげー！」と声を荒げる切島を見て、天塚は楽しそうに微笑んだ
――――――
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林(プロフ) - ユキヒメさん» コメントありがとうございます！完結済みなのに嬉しい；；相澤先生好きすぎて、書く作品ほとんど先生とくっついてます、、偏り、、 (2021年8月29日 23時) (
レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 椿さん» かわいい自慢の夢主くんです！ありがとうございます、、！（コメント気づかなくてすみません；；） (2021年8月29日 23時) (レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - うちの推しオチだったーーー！！やったーーー！！！夢主くん可愛い！可愛すぎて心配ね、、、ナンパとか、まあ相澤先生がなんとかしてくれる！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 夢主くんかわいい…応援してます…!! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 33631e1d2f (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 夜剣さん» うわああ嬉しいコメントありがとうございます…！更新頻度遅くて申し訳ないですが、これからも宜しくお願いします！ (2019年2月13日 0時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月10日 23時
