２１日目 天使とピンチ 続 ページ22
「あー…つまりお前らはデキてると」
バレたー！！
――――――
side: 天塚
どこにも隠れる場所が無く、どうする事も出来なかった俺はあっさりとマイク先生に見つかってしまった。冷や汗が重力に従って額を伝う。
『…こ、こんばんはマイク先生』
「天塚お前、なんでここに？」
完全オフの格好をしているマイク先生、普段と全然イメージ違うなあなんて呑気に考えている場合じゃない。どう誤魔化したら良いのかなんてもう知らない。
「え？教師寮って生徒の立ち入り基本禁止だよな？何で天塚が？え？」
『(マイク先生もパニックみたいだ)』
はてなマークを頭の上にいくつか浮かべながらキョロキョロ周りを見回して問い続ける。相澤先生が扉を閉めて俺の横に立つ、何か良い言い訳でもあるのかと安心していたら突然手を握られた。
「…こういう事だ。」
『ふぇ！？？！？！』
これは所謂恋人繋ぎと言うやつだ。説明するのも面倒になってしまったのか相澤先生に喋る気配はなかった。マイク先生は目を大きく見開いて、はいはいと納得したように頷き始める。
「あー…つまりお前らはデキてると」
他の人には一切バラしていないので、改めて他の人に自分たちの関係を知られるとちょっと恥ずかしい。
「生徒を勝手に連れ込んだのは謝るよ、すまん」
「違くてさ…いや、違う訳じゃ無いんだけど…」
なんだか落ち着かない様子のマイク先生。口をごもごもさせてはっきり喋ろうとはしない。
『あの、俺…罰せられますか？』
「あー、別に周りに言わねえから安心しな…」
恐る恐る尋ねれば返ってきた言葉は安心できる物だった。しかしマイク先生の表情はどこか曇ったままで、喋ろうか迷っているような素振りを見せる。
「天塚、ちょっと…ちょっとだけ良いか？」
『…？はい、っあ』
頬をポリポリと掻いて俺に尋ねた後、マイク先生は俺の腕を掴んで隣のマイク先生の部屋へと引きずり込んだ。マイク先生の部屋って相澤先生の部屋の隣だったんだ。
「天塚…今からする質問に正直に答えてくれるか？」
『え？ああ、はい。答えます。』
ソワソワと相変わらず落ち着かない様子のマイク先生。自室にまで連れてきて質問するなんて、一体何なんだろう。
「お前、消太とキス以上の事したか？」
『へえ！？』
予想外の質問に思わず声が裏返ってしまった。え、なになに？なんでマイク先生こんな事聞くの？
「…したんだな？」
『……はい』
――――――
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林(プロフ) - ユキヒメさん» コメントありがとうございます！完結済みなのに嬉しい；；相澤先生好きすぎて、書く作品ほとんど先生とくっついてます、、偏り、、 (2021年8月29日 23時) (
レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 椿さん» かわいい自慢の夢主くんです！ありがとうございます、、！（コメント気づかなくてすみません；；） (2021年8月29日 23時) (レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - うちの推しオチだったーーー！！やったーーー！！！夢主くん可愛い！可愛すぎて心配ね、、、ナンパとか、まあ相澤先生がなんとかしてくれる！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 夢主くんかわいい…応援してます…!! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 33631e1d2f (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 夜剣さん» うわああ嬉しいコメントありがとうございます…！更新頻度遅くて申し訳ないですが、これからも宜しくお願いします！ (2019年2月13日 0時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月10日 23時
