深呼吸 72回目 ページ3
『…。』
「お前は本当に良く頑張ったよ…だからもう目を覚まして良いんだ。」
二人の空間が、ひどく苦しく感じた
――――――
side: 相澤先生
雄英に帰るバスの中、合否の事で大盛り上がりする者もいれば寝息を立て始める者もいた。爆豪に背負われて帰ってきたAは起きる素振りも見せず、俺の横の席で意識を失ったまま。
地震とはまたやっかいな物に巻き込まれてしまった様だ、今後はもっと先を見据えて色んな個性の奴らと特訓させなければいけない。しかし当の本人が目を覚まさなければ何の意味もない。
学校に到着、わらわらと生徒が皆降りたのを確認して俺はAを背負い最後に降りた。そのまま教師寮に戻ろうとすると後ろから生徒数人に声を掛けられる。
「先生…A君どうですか?試験の時、結構辛そうだったから…。」
「鼻血ひどかったみたいやし…。」
緑谷と麗日、この話し方だと試験の時一緒に行動してたのか。本当はAから何があったのか聞きたい所だがそれも無理なので、とりあえずこの二人からも情報を聞き出すことにした。
「コイツが試験の時、何か変わった事とかあったか?」
「うーん…ウチと救助にあたってた時は特に、いつも通りって感じでした。」
聞く所によると個性をフル活用して上手く瓦礫のゆがみ具合を指摘、的確な指示を寄こしたらしい。まあ不思議な点では無いな。
「…そういえばA君、何か気持ち悪がってました。」
「気持ち悪がってた?」
「あ、いや!でも気のせいかもしれません!それこそキャパオーバーとか!」
勘違いかもしれないと主張する緑谷、今までの訓練でもAは何度か顔をしかめるときは有った。しかし気持ち悪がるというのは今までに見た事が無い。表現の仕方は人それぞれだが聞かない訳にはいかないだろう。
「気のせいでも構わない、詳しく聞かせてくれるか?」
「そうですね…丁度ギャングオルカが出てきたあたりだった気がします。爆発が起こって…その時は何にも無かったんですけどその後なんです、A君が気持ち悪そうにしてたの。」
「爆発音に驚いたわけじゃないのか。」
じゃあ一体何が原因で気持ち悪くなったのだろう。主な原因はジョークの所の生徒だとして、他にも何かあるはずだ。
「Aはギャングオルカと戦闘を交えたか?」
「いえ、気持ち悪くなったって言って救助の方に戻りました。」
やはり原因はギャングオルカに関係しているのか…?だが一体何だ?
――――――
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林(プロフ) - レインさん» 半裸待機の方…！他の作品も見て下さって嬉しいです！ (2019年1月13日 14時) (
レス) id: 54c62d0384 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - シロウさん» コメントに気付かず長らく放置してしてしまってすみませんでした！ストーリーが上手く練れず亀ペースですが、温かい目で見ていただければと思います！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 54c62d0384 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - ホークスさんの人と同じ人だった驚き。 (2019年1月13日 6時) (レス) id: a956189dd3 (このIDを非表示/違反報告)
シロウ(プロフ) - 続き気になります！更新頑張ってください！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 0081c77fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月2日 16時
