深呼吸 82回目 ページ13
「…東屋大丈夫かな?」
「試験の時に何かあったって聞いたわ…心配ね。」
どうしちまったんだよ
――――――
side: 爆豪
四日間の謹慎に加え寮内の清掃と反省文、まあ自分で蒔いた種だし仕方ねえ。そんなこんなで朝から掃除機をかけていると他の奴らがぞろぞろと制服に身を包んで降りてくる。Aは昨日相澤先生に渡したし、そろそろ帰ってくる時間じゃねえのか?
時刻は既に登校時間のはずなのに、まあ見逃しただけかと忘れる事にして掃除を続けた。
「あんなんでやられる様な奴じゃねえだろ…。」
――――――
そんなこんなで謹慎明け、HRに相変わらずアイツの姿は無かった。周りの話を聞くにどうやらトラブルが起きたようで今は居ないらしい。真堂の所為じゃねえだろうなと拳を握りしめていると相澤先生に呼び出された。
「お、爆豪また説教か?」
「うっせえ。」
連れてこられたのは職員室、少し話が長くなるのか先生は椅子に座れと促す。あと数分もすれば一限が始まるというのに先生はまだ口を開かないままだ。しかしその様子でなんとなく察した、Aにまた何かあったのだと。
「…他の生徒には帰りのHRで喋る予定だが、Aの事を頼んでいたお前には先に伝えることにしたんだ。」
そう切り出した先生の顔色は凄く悪い。以前Aが敵連合に連れ去られた時とまるで同じだった。気を逸らす様に視線を泳がせたり、いつもの先生じゃない。何か危ないことがAには起こっているのだ。
「……個性の制御が効かなくなって、今は施設で隔離され厳重に監視されている。」
「…は?まさかAが?」
いや昨日までちゃんと制御出来てたろ何してんだよ。施設で隔離って、しかも監視って何だよ。何で制御出来てねえんだよ。
「敵連合に攫われた時のトラウマを思い出したのか、精神状態がおかしくなったんだ。言動が少し子供っぽくもなっちまったし、消滅の個性は発動したまんまでお手上げ状態だ。」
信じたくない俺に追い打ちをかけるようにマイク先生が写真を数枚差し出す、そこに映っていたのは寮の一室。捕縛武器が置いているから恐らく相澤先生の部屋だろう。合理的だとは知っていたが、こんなにも物がない部屋に住んでいるのかとも思ったが何か違和感を見つけた。
「テーブルとか、椅子は?ベッドもない…。」
「Aが全部消したんだ、危うく俺も消される所だった。」
何でそんな事したんだよ。
――――――
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林(プロフ) - レインさん» 半裸待機の方…！他の作品も見て下さって嬉しいです！ (2019年1月13日 14時) (
レス) id: 54c62d0384 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - シロウさん» コメントに気付かず長らく放置してしてしまってすみませんでした！ストーリーが上手く練れず亀ペースですが、温かい目で見ていただければと思います！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 54c62d0384 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - ホークスさんの人と同じ人だった驚き。 (2019年1月13日 6時) (レス) id: a956189dd3 (このIDを非表示/違反報告)
シロウ(プロフ) - 続き気になります！更新頑張ってください！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 0081c77fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月2日 16時
