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第一話 ページ3

A視点

ほんっとに、買い物行くぐらいなら仕事引き受けなきゃよかった。

いや、そしたら泣き出すか。

……次の集まりいつだっけ?
一年に一回の報告会。

まァいっか。

ガチャッ

扉が開く。
いつもこの時間に来るのは……

太宰「おっはよー!」

……まーた準一級憑いてるし。
昨日散々放置してた特級に近い一級祓ったとこなんですけど。

『…太宰さん、埃が付いてます。』

席を立って太宰さんの隣をすり抜けると同時に肩を払い、序でに呪霊も祓う。

駄洒落じゃないからな。

太宰「あ、ありがとう」

太宰(肩が軽くなった……?)

そのまま給湯器の前に行ってお茶を湯飲みに入れる。

自分の席に戻る時、事務所全体を見てしみじみ思う。

(仕事したなぁ…)

仕事と云うのは呪術の話だ。
最初の頃は本当に酷かった。

太宰さんには女の一級、与謝野さんには軍人の姿をした特級、乱歩さんには様々な特級、とまぁ呪霊の巣窟と化していた。

よく殺されなかったなとも思った。

だが本当に頼むよ太宰さん。
毎日のように準一級辺りを連れてこないでくれ。

平和だなぁ……と思いながら席に戻り仕事をする。

すると、緊急連絡用の携帯が鳴った。
電話をかけてきたのは父様。

『…すいません、緊急なので出ます。』

国「わかった」

そう云って出る。
いつものような溺愛電話であってくれ。

父《A!大変だ!》

『父様がそこまで焦るとは珍しい。
なんですか?』

そう云って優雅にお茶を飲む。

父《すく、宿儺の器が現れた!!》

その瞬間、お茶を吹き出す。
ゲホッゲホッとむせる。

国「おい、汚いぞ……」

そばにいた国木田さんの注意も気づかない。

『はぁ!?』

その瞬間、事務所の全員の視線が注がれるがそれも無視だ。

だが、瞬時冷静になる。

『……取り乱したがそんなのはどうでもいいことじゃないか。

器が現れたからどうした。
五条の坊でも使ってさっさと処刑でもなんでもしたらどうですか?』

太宰「Aちゃん、どう云うこと『黙れ女性怨霊製造装置』……え?」

とりあえず話に入ってきた太宰さんを事実を云って黙らせる。

泣いてるって?
知るか。

父《それが……五条さんが……宿儺の器……虎杖悠仁を生かすと云ってるのだ。》

その瞬間、湯呑みが割れた。

太宰「え、A、ちゃん……?」

『ざ……なよ……』

父《A……?》




『巫山戯るなよあの我が儘坊ちゃんがァ!!』

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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!私、逆ハー好きなので嬉しいです!夢主社畜なのまじで可哀想無理せずに頑張ってくださいね! (2023年3月6日 12時) (レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ - めっちゃ好みなお話です!続きをお恵みくださぁい! (2023年3月1日 17時) (レス) @page8 id: b50d18fce3 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - むちゃくちゃ面白かったです!!続きたのしみにしてます!! (2022年9月27日 19時) (レス) @page8 id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 更新きたー(・∀・)!!嬉しいなぁ!! (2022年9月24日 11時) (レス) @page8 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新お疲れさまです! (2022年9月23日 22時) (レス) @page8 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐久 | 作成日時:2022年8月22日 20時

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