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プロローグ ページ2

視点なし


カチャカチャカチャ

タイピング音がその場に響く。
現在朝の5時。

Aがつい先日買った会社のパソコンと共有してあるパソコンで仕事をしている。

……凄まじい勢いで。

あっという間に資料の山が出来上がる。
それに不備など無い。

時は一瞬で過ぎて7時。

『もうこんな時間か…早く行かないと国木田さんに怒られるよ』

彼女はそう呟いてパソコンの保存をして、電源を切る。

大量に出来上がった書類を鞄の中に詰め込んで彼女は家を出る。

コツ…コツ…コツ…

様々な人の足音が響く。
スーツを着た人、ランニングをする学生、本当に様々だ。

なんの変哲も無い光景だと、普通の人は思うのだろう。

普通の人(・・・・)は。

(今日もいるし)

彼女の目線は何もない空中に向けていた。

…いや、何も無くはない。
彼女の目に映るのはまさしく"異形"。

人の負の感情により生まれ、生みの親とも言える人間を食い殺す……呪霊。

『…【零】』

彼女がそう呟くと、呪霊は悲鳴を残すこともなく消える。

彼女は何も無かったかのように歩いていた。

やがて、彼女はとある建物の前で足を止める。その建物の4階の窓に"武装探偵社"と書かれている。

彼女は建物の中に入り、昇降機に乗る。

四階と書かれた釦を押して、閉じるの釦を押そうとすれば、見覚えのある金髪が建物の中に入ってきた。

彼女は慌てて開けるの釦を押して金髪を昇降機に乗るまで待つ。

『おはようございます、国木田さん』

国「四月一日か……おはよう」

国木田と呼ばれた金髪は彼女に挨拶を返す。
彼は探偵社の戦闘員兼調査員だ。

昇降機が四階に着くと直ぐに探偵社の事務室。
彼女は慣れた手つきで鍵をさして、扉を開ける。

彼女は机に座り、猛烈な勢いで仕事をこなす。途中から社員が出社したが気にしないぐらいに。

お昼頃

?「ねぇねぇAちゃん…」

可愛らしいソプラノ声が響く。

『…なんのようでしょうか…"百瀬"さん』

百瀬と呼ばれた女の子は沢山に積まれた書類を持っている。

愛理「…実はね…用事入っちゃったから…書類…お願いしていいかなぁって…」

その瞬間、彼女に事務所にいる全員の視線が注がれる。

(断るなってか…)

彼女は顔を真顔に戻してパソコンに向き直る。

『そこに置いといてください』

愛理「っありがとっ!
与謝野さん〜お買い物行きましょ〜!」

(受けなきゃよかった)

嗚呼、忘れてた。

これは、彼女な怪々奇譚である。

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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!私、逆ハー好きなので嬉しいです!夢主社畜なのまじで可哀想無理せずに頑張ってくださいね! (2023年3月6日 12時) (レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ - めっちゃ好みなお話です!続きをお恵みくださぁい! (2023年3月1日 17時) (レス) @page8 id: b50d18fce3 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - むちゃくちゃ面白かったです!!続きたのしみにしてます!! (2022年9月27日 19時) (レス) @page8 id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 更新きたー(・∀・)!!嬉しいなぁ!! (2022年9月24日 11時) (レス) @page8 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新お疲れさまです! (2022年9月23日 22時) (レス) @page8 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐久 | 作成日時:2022年8月22日 20時

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