2 ページ46
私は気落ちしながら北の方にいる、宇髄さんの所に行く
まあ、宇髄さんに会いに行くわけじゃなく、厠がそこにあるからなんだけど。。
厠の傍で宇髄さんは退屈そうに欠伸をしていた
「す、すいません。ご苦労様です」
「まあ、お前が安心して眠れるなら、そうでもねーよ」
「ありがとうございまーーっ!!」
お礼を言おうとした瞬間、結界の呼び鈴が鳴り出した
それを聞いた瞬間、宇髄さんは玄関のある方に走り出した
私もその後を追う
そこにいたのは…
「凄い人数だね、何かやってたのかな?」
お館様だった。。
呼び鈴を聞きつけてやってきた他の柱もざっと頭を下げる
私は頭を少し持ち上げ
「な、何故、お館様がここに?」
「ああ、この子の様子を見に来たんだよ」
お館様の腕には一匹のカラスがとまっていた
「Aのカラスはもう、歳だからね、新しいカラスが必要だと思ってね」
じゃ、じゃあ今までの視線と言うか、気配はこのカラスだったのか!!
私は帰っていく柱達にぺこぺこと頭を下げながら、お館様を産屋敷亭まで送っていた
カラスで警戒して、柱の皆集めるなんて、同じ柱として恥ずかしいし、未熟だ;
「すいません、まさかカラスの気配だとは思わなくて」
「いや、柱の結束が固いようで私は安心したよ」
そう言ってニコリと笑うお館様に私は深々と頭を下げた
「あ、あのご迷惑でなかったら手を引きましょうか?」
「ああ、悪いね、目が悪くなってしまってね」
私はお館様の手を取り一緒に歩く
なんか、気恥ずかしいな
「そういえば、A、2日前に購入した櫛は使ってるかな?」
「えっ…?」
2日前……確かに町で櫛を購入したけど、あの時は柱やお館様は誰も居なかったはず
「昨夜食べた甘味は美味しかったかい?私も食べてみればよかったかな」
なんで、私しか知らない事をお館様が知っているのだろう…
繋いだ手がどんどん冷や汗をかいていく
心臓もドキドキと鳴り出す
「大丈夫だよ、私がずっと見ていたからね」
まさか、あの気配って…カラスじゃなくて…
「あっ・…あ、あの、お、お館様」
声が震える、まさか全部全部……お館様が…
提灯の火だけが、お館様を照らす
「これからも、見守っているからね…ずっとずっと」
繋いだお館様の手は驚く程冷たかった。
………
美桜様リクでした。
ギャグになると思ったら、ホラーになった‥のかな?
この小説の続きへ→←ちゃんと見てるよ・お館様・ヤンデレホラー?(美桜様リク)
293人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無一郎 - はじめまして。リクエスト良いですか?無一郎と夢主でピンクをお願いします。 (2020年11月21日 3時) (レス) id: 16e352d00b (このIDを非表示/違反報告)
きく猫(プロフ) - りなさん» こちらこそ、リク有難うございますヽ(*´∀`)ノ (2019年8月19日 5時) (レス) id: 3ef4a4676f (このIDを非表示/違反報告)
りな - きく猫さん» 書いてくださりありがとうございます!!凄く良かったです!!応援してます!! (2019年8月19日 2時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
きく猫(プロフ) - 美桜さん» リク有難うございます ^^) _旦~~頑張って書いてみます!載せる時は弐の方に載せたいと思います。 (2019年8月18日 17時) (レス) id: 3ef4a4676f (このIDを非表示/違反報告)
きく猫(プロフ) - 美桜さん» こちらこそ、有難うございます!ギャグにしようか迷ってたらお館様が大変な事になりました(;^_^A (2019年8月18日 16時) (レス) id: 3ef4a4676f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きく猫 | 作成日時:2018年8月13日 10時