[短編集など] 鬼滅の刃 壱 [愛され]

かまぼこ組VS宇髄・ほのぼのギャグ？ ページ37

・遊郭の時のお話・夢主はかまぼこ組と同期

「３人もお嫁さんがいるなんて、やっぱ凄いんだね」

これから、遊郭に侵入するにあたって、音柱の宇髄天元さんから軽く説明が入った
３人のお嫁さんがくノ一で遊郭に潜入してるなんて、凄い！
宇髄さんは少し用事があるからと席を外していた

「あのさぁ、Aちゃん、３人嫁がいるなんて良い訳ないでしょ！」

先程の話を聞いて、 善逸はよろよろと立ち上がる
思いっ切り首をチョップされてたみたいだけど大丈夫だったんだ

「そうかな？まあ、でも私、遊郭に潜入するなんて初めてだよ！お嫁さんと鬼を早く見つけないとね！」

「そうだな！俺も遊郭は初めてだ」

「俺様もだな！」

いつの間にか、起きたのか伊之助も起きていた。
確か、春を売るとか色んな事聞いたけど、どんなんだろう…
私の先程の言葉に 善逸だけが驚いたような表情をする

「Aちゃん、聞くけど遊郭の知識は？」

「０だよ、ずっとそんな所とは無縁の山で育ったからねー」

炭治郎と伊之助もそうらしく、うんうんと頷き
１人 善逸だけが奇怪な行動をとっている

「Aちゃんだけは、純潔に生きて欲しいっていうか、いや、そうじゃなくて、潜入するって事は…」

ぶつぶつ呟きだす、善逸に私は？マークで問いかける

「あのー善逸……遊郭ってどんな場所なの？」

「出来たら、Aちゃんは知らないでほしい！」

涙を流しながら 善逸は私の羽織を握りしめながら言ってくる
はっきり言って、汚いのであんまり近づかないで欲しい…鼻水飛んでくるし

「その心配はすんな」

スパンッとふすまが開き、宇髄さんはドカドカと入ってくるとドカッと胡坐をかいて座る

「お前には別の用事がある」

宇髄さんはそう言うと何か化粧道具を手に取っている
お化粧するのかな？

「まずは、こいつらに化粧させねーとな、オラ、お前も手伝え！」

「へっ？私もですか？」

「こういう化粧は女の方が得意だろう、まあ、俺様の方が派手にうまいがな！オラッお前ら並べ、化粧してやる」

テキパキと炭治郎・伊之助・善逸を並ばせると宇髄さんは適当に化粧道具を渡す

(えっ…け、化粧なんてあんまりしないから全然うまくないけど、大丈夫なのかな)

オロオロしながらも、私は 善逸の顔を白粉で塗っていく
男に見えないように厚化粧でやれと言われる

(お、男の子に化粧するなんて、一生で一度あるかないかだなー)

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