episode.307 ページ35
カ「全体、止まれ！」
グ「や、やっとオアシスに着いたんだゾ？」
「(はあ……暑い……それと、喉が痛い)コホッ……」
ユ「コトハちゃん、とりあえず座ろう」
ジ「これより15分の休憩をとる。その後、また寮へ向かい行進開始だ」
グ「水、水………って、このオアシス水が全部干上がっちまってるんだゾ！」
カ「みず……水………水がほしいのか？」
グ「当たり前なんだゾ！もう喉がカラカラだぁ………」
(……あれ？カリム先輩……？)
水を欲するグリムにカリムが慌てて駆け寄りそう話しかけているのを見て、言葉は木陰に座りながら首を傾げているとカリムが勢いよく答えた。
カ「なら、オレがよく冷えた美味い水を飲ませてやるよ！」
ユ「水って……ここ、砂ばかりで水なんて見当たらないですけど……」
カ「大丈夫だ！オレに任せろ！『熱砂の憩い、終わらぬ宴、歌え、踊れ！
ザァーーー！！！
「！！」
カリムが杖を出し、空に向かって呪文を唱えるとその一帯にだけ雨雲が集まり一気に雨が降り出した。
その光景に言葉とユウは目を丸くして驚く。
グ「うわ〜〜〜！恵みの雨なんだゾ〜〜〜！！」
寮生「うめぇ〜！乾いた身体中に染み渡る美味さだ…！」
寮生「はぁ、生き返る………」
ユ「凄い……！こんな一瞬で雨が降るなんて……」
「…………(冷たくて、気持ちいい………)」
雨が降り、両腕をあげて喜ぶグリムや寮生達を見て言葉も雨を感じているとカリムが笑いながら寄ってきた。
カ「そうか、美味いか！水だけでいいなら乾いたオアシスをたっぷり満たすくらい出してやれるぜ。オレのユニーク魔法『
グ「なんか……『水がいっぱい出る』ってユニーク魔法にしてはめっちゃ地味なんだゾ。水が出せる魔法士は他にもたくさんいるし………」
カ「そう言ってくれるなよ、少しの魔力でいっぱい出るってのがオレの『
(確かにそれは凄い……)
コク、コク
カ「お、コトハどうした？そんなに頷いて」
ユ「コトハちゃん、カリム先輩のユニーク魔法が凄いって思ったんですよ」
カ「ん？」
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るーるる(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！誤字脱字が多い作品ですが面白いと言っていただけて嬉しいです(*´ー｀*)これからもよろしくお願いします！！ (2022年6月4日 19時) (
レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年6月4日 18時) (レス) @page14 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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