episode.306 ページ34
ユ「ジャミル先輩！」
いきなり肩に触れられ、言葉は驚き顔を少しあげると心配した表情をするジャミルが現れた。
「………ゴホ！」
ジ「咳も………もしや風邪をひいたか？」
ユ「ええ！？昨日から様子がおかしかったのは風邪ひいてたからなの！？ご、ごめん僕全然気づかなくて！！」
フルフル……
「コホコホ！」
ジ「落ち着けユウ、今さらそんな事を言っても遅い。今は……」
男「あ、あの副寮長……」
ジ「なんだ？」
男「寮長が…………」
慌てるユウを何とか落ち着かせるジャミル。
すると寮生の1人が駆け寄ってきて小声でそう話かけゆっくりカリムを見るとこちらの方に視線を向けて睨みつけていた。
カ「ジャミル……何をしている？」
ジ「…………なんでもありません、もう出発できます」
カ「さあ！早く東のオアシスに向かうぞ！オレに続け！！」
寮生「は、はい！！」
カリムの言葉にジャミルはそう返事をすると、彼は進行方向を向き進行の合図を出す。
寮長の合図に寮生達は返事をして砂漠の地へ足を歩める。
言葉も歩き出そうとしたが、足にも力が入らず真っ直ぐに歩けず立つのもやっとだ。
そんな彼女を見てジャミルは……
グイッ！
「！」
ジ「無理はするな、俺の肩に捕まれ」
「…………………………(でも……)」
ジ「そんな不安な顔をするな。大丈夫、俺が傍につくから」
彼女の腕を掴んで自分の方に引き寄せると列の最後尾に並びゆっくりと歩いていく。
ジャミルにかなり負担がかかってしまうと思った言葉は力がない手で彼から離れようとしたが、さらに力強く引き寄せられる。
そして、そんな言葉を言われ戸惑いながら身を任せるのだった。
(それにしても……カリム先輩また様子がおかしい………なんでだろう)
ー東のオアシスー
かなり時間をかけて歩くと、深く沈んでいる部分にたどりついた。
重りを運びながら長時間の長距離を歩いた寮生達は汗を大量にかき、息切れが激しい。
するとユウはその光景をじっと眺めていた。
ユ(この光景………夢で見たことがあるような)
グ「オイ、ユウ。なにボーッとしてんだゾ。暑さでやられちまったのか？」
ユ「わ！？あ、いや………大丈夫だよ」
グ「本当か！？コトハも調子が悪そうだしオレ様も疲れたんだゾ〜………」
ジ「コトハ、大丈夫か？」
コク、コク
ジャミルに問われて、なんとか首を縦に振る言葉。
すると、砂漠全体にカリムの声が響いた。
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るーるる(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！誤字脱字が多い作品ですが面白いと言っていただけて嬉しいです(*´ー｀*)これからもよろしくお願いします！！ (2022年6月4日 19時) (
レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年6月4日 18時) (レス) @page14 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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