異世界の魔法使い 2 (ページ14)

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第50話ページ14

フ「あ！！危ない！！」

「マッシュくん！」

バチィイイン！！
ドサッ……

マ「……………できた」

フ(できたって言うの？それ……………)

勢いよく襲いかかるマンドラゴラだったが、マッシュの張り手をくらい地面に伏す。

それを見てマッシュはできたと喜び(？)フィンは心の中で突っ込んだ。

ちなみにシオンは

ガタガタブルブル！！

ラ「大丈夫だ、シオン。よしよし」

「あわわわわわ」

フ(ランスくんの所まで逃げてた！！？まあ気持ちはわかる！！)

マ「おのれランスくん……！」

フ「マッシュくん………？」

マッシュがマンドラゴラに張り手をかました瞬間、シオンはすぐさまランスの背中に隠れたようで彼は彼女の頭を落ち着かせるように撫でる。

それを見て密かに(？)燃えるマッシュに首を傾げるフィンだった。

それからすぐに課題の続きをすることに。

ラ「コイツは眠らせると普通の薬草になる。ここからが調合だ、調合は比較的簡単だ。よく見ておけ、これを」

カカカカカカカカカ！！！

バッ！
ジュッ！

スッ……

サッ

ラ「こうしてこうするとこうなる」

バァン

フ(全然簡単じゃねーーーー！！！)

「？？？」

フ(ほぉらー！シオンちゃんもちんぷんかんぷんだよ！！)

一瞬すぎて何が起こったかわからないが、できてしまった魔法薬に驚愕するフィンと目を点にするシオン。

するとマッシュが

マ「心得た」

フ「絶対ウソでしょ！！」

「マッシュくん、今のできるの？」

マ「うん、いやほんとに………魔法以外は任せてよ」

2人「「…………………」」

異様に自信満々なマッシュに何も答えれない2人が黙って彼の作業を見ていた結果………

バアン！！

フ(全然できてねー！！なんでシュークリームになってんの！？)

「！？！？！？」

フ(シオンちゃんもビックリしすぎて目がぐるぐる回ってるよ可哀想に！！)

ラ「お前ふざけてるだろ」

マ「ふざけてません」

ラ「いいからオレの指示通りに作れ」

マ「ハイ」

「マッシュくん、頑張って」

マ「うす」

ラ「まずはこれをこう」

マ「ハイ」

ラ「それでこれを入れろ」

マ「ハイ」

ラ「よく混ぜて」

マ「ハイ」

ラ「最後にこれを足して」

マ「ハイ」

ラ「よし」

ランスの指導の元、マッシュは頑張って魔法薬を作る。
そして、その結果

ドベェン！

ラ(なんでだー！！1からオレが見てたはずなのになんでシュークリームになってやがる！？)

(…………)