episode.371 ページ32
グ「レオナ〜〜!!ちょっとコッチ来るんだゾ!」
レ「……………アァ?」
「!?」
ユ「ちょ!」
グリムが勢いよく前足を横に振って呼んだ名前は机の上で寝る体勢になっていたレオナ。
呼ばれた彼は機嫌を悪そうにしてグリム、いや、言葉達を睨んでいる。
エ「よりによってそこ呼んじゃう!?」
デュ「おい、仮にもサバナクローの寮長だぞ!?」
(ずっとこっちを睨んでる………)
ユ「グ、グリム!ちょっと待って!」
グ「なんでなんだゾ?だってオレ様、この教室で顔見知りなんてアイツしかいねぇんだゾ」
レ「この俺を顎で使おうとはいい度胸だな、用があるならテメェが来いよ」
グ「ここまで10メートルもねぇんだゾ。まったくしょうがねぇなぁ」
デュ「僕はたまに、コイツのことをすげえヤツだと思うことがある」
エ「オレもぉ…」
ユ「ある意味大物になるね…」
コク、コク…
まだ睨みつけるレオナにグリムは呆れた表情をするも、遠慮なく教室を入っていく。
そんな彼を見て皆は複雑な気持ちになったがとりあえず中に入ろうと足を踏み入れた。
《レオナ先輩、こんにちは。急にすみません…》
レ「お前も相変わらずお人好しだな、こんな奴ら無視しとけばいいのによ」
《う〜ん……》
レ「たくっ…で?なんの用だ草食動物ども。下らねぇことなら開きにすんぞ」
彼らと共にやって来た言葉に呆れつつ、レオナは本題を聞くとグリムは元気に答えた。
グ「ルーク・ハントってヤツに会いてぇんだ。紹介してくれよ」
レ「ハァ?あの変人を紹介しろだぁ…?」
ユ(変人?)
グ「オレ様たち「ボーカル&ダンスチャンピオンシップ」のオーディション申込みにきたんだぞ!」
?「
全員「うわーーっ!?」
「!?」
突然背後からそんな言葉が聞こえ、振り返るとそこには金色のおかっぱをなびかせて嬉しそうに満面の笑みを浮かべている男子生徒がいて皆は驚きの声を上げる。
そして、この人物こそが皆で探しに来たルーク・ハントだ。
(こ、この人だ…ルーク・ハントさん…)
エ「び、びっくりした!!」
デュ「急に後ろから出てきた!?」
ル「はっはっは、驚かせてしまったかな?パードン。足音を消して近づいてしまうのは昔からのクセでね、私はルーク・ハント。美を求め、美を助くことを人生のテーマとする『
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本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか?それとイベントなどのお話はでないのでしょうか?これからも更新頑張って下さい! (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
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