真紅の暴君 34 ページ35
サ「はい、お待ちどうさま。重たいけど持てるかい？」
「はい、コイツが全部持ちます」
デュ「待て！なんのためにお前を連れてきたと思ってるんだ！？」
サ「OK！OK！今なら荷物運びにも使える宙に浮かぶ円盤1/100サイズが30%OFFでお買い得だよ」
グ「なんだそれ、おもしろそうなんだゾ〜っ！」
デュ「け、結構です！行くぞ2人とも！！」
グ「ふにゃ〜！もっと遊んで帰るぅ〜！」
サ「OK、OK！それじゃあ小鬼ちゃんたちのまたのお越し、お待ちしてマース！Bye！」
「すみません」
サ「ん？」
「これを」
ーメインストリートー
デュ「なんだかスゴイ店だったな」
「今度は武器買いたい」
デュ「全身が武器みたいな奴が何を言ってるんだ？」
グ「ちぇ、デュースのけちんぼ」
「ヘタレ」
デュ「誰がけちんぼでヘタレだ！」
無事に買い物を済ませた3人は他愛のない会話をしながらメインストリートを歩いていた。
グレート・セブンの石像が見下ろす道を歩いている途中、デュースがAの持っている袋を見て手を伸ばす。
デュ「A、そっちの缶詰の袋重たいだろう。僕が持つ、重たい袋を持つコツがあるんだ」
「結構です」
デュ「遠慮しなくていい、よく母さんと一緒に買い物行ってタイムセールの時は袋がメチャクチャ重くなるから運ぶのになれているんだ」
「結構です」
デュ「いくらAが強いからって女の子が無理して重たいものを運ぶな。ウチは男手が僕だけだったから力仕事は得意だぞ」
「結構です」
デュ「いいから」
グイッ
「結構です」
デュ「ぐぅ！微動だにしない！！」
グ「オマエら何遊んでるんだゾ」
傍から見れば1つの袋を男女が取り合っているという全く理解できない状況にグリムが冷たい目をしながら突っ込む。
デュースはなんとか袋を持ってやろうとAから袋を取ろうとしたが彼女の力が強くて取る事ができず結局諦めてしまった。
デュ「はぁ……はぁ……なんでそんなに力が強いんだ……」
「それはそうとさっき男手が僕だけと言ってたが母親と2人暮らしなのか？」
デュ「ああ、そうなんだ」
「今どきの高校生で親の手伝いをするとは偉いな、エースなんか絶対手伝いなんかしてないぞ。「めんどくせー」とか言ってな」
デュ「………いや、全然そんなことはない、俺は母さんを………」
「ん？」
ドンッ！
「いた」
パキャッ！！
デュ「A！？」
グ「あ〜！卵が！」
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零(プロフ) - これって、記憶が戻ったりしないんですか？ (2022年8月8日 16時) (
レス) @page1 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ここさん» ここさん、こんにちは(*´ω｀*)早速読んでくださったんですね！ありがとうございます！！私ももう１度ここさんの小説読み返してます（笑） (2021年4月22日 12時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - るーるるさん、先日は作品にコメントくださいましてありがとうございました^ ^このお話、とっても面白いです！会話のテンポも良くて、面白くて^ ^まだ途中までしか読めていませんが続きが楽しみです^ ^お互い頑張りましょう♪ (2021年4月22日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 推しに会いたい？さんありがとうございます！これからもそんな感じで頑張っていきますので応援よろしくお願いします！！ (2021年3月4日 19時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
推しに会いたい?(プロフ) - ケイトくんのシーンが面白かったです。着ぐるみも含めて←頑張ってください！ (2021年3月4日 18時) (レス) id: be69859924 (このIDを非表示/違反報告)
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