真紅の暴君 3 ページ4
エ「オレ、Aなら絶対に寮長が横暴だって言ってくれると思ってたんだけどぉ？」
「僕がそんな事言うとでも？」
エ「なんか、こう理不尽なこと言って「これは土下座だけじゃすみません、残りのホールもくれなきゃ僕の傷ついた心は癒やされません」とか言いそう」
「お前は僕をなんだと思ってるんだ」
グ「先に盗み食いしたオマエも悪いんだゾ」
「とりあえず明日謝罪＋土下座すればいいんじゃないか？」
グ「食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ……アッ！そういえばオレ様もまだ学園長からツナ缶もらってねぇんだゾ！」
「ハッ、僕もクロウリーさんから奪った図書室の鍵持ってたままだった。今日図書室利用できなくなる」
エ「それは早く返せよ！……はぁ、わかったよ。謝ればいいんでしょ……Aが提案したんだから一緒に来いよな」
「なぜ？」
エ「じゃ、とりあえず今日どこに寝ればいい？」
グ「オメー本当に泊まる気か？オレ様とコイツの部屋以外まだどの部屋も埃だらけなんだゾ」
「そこ」
なぜか泊まる気満々のエースに言われ、Aは談話室にあるボロボロのソファを指差した。
エ「はあ！？超ボロボロだし埃まみれじゃん！！オレ客なんですけど！？」
「こんな時間に押しかけてきて客扱いとか何様だ」
グ「自分で掃除するんだゾ」
エ「げっ掃除とか絶対やだ。A〜部屋に泊めてよ。オレ、スマートだから幅取らないしさ、ねっ」
「……………………」
ニコニコと笑顔ですり寄ってくるエースを見つめていたAは無言で彼に近づくとエースの脇腹あたりを掴む。
ムニ、ムニ
「肥満、帰れ」
エ「肥満じゃねえし失礼だな！ちえ、ケチ、いいですよ〜1人寂しく談話室のソファで寝ますよーだ！おやすみ！」
ドカッ！
エースは拗ねてしまい、ソファに寝っ転がりふて寝を始める。
グ「Aいいのか？」
「まあ、帰りたくないのなら仕方ないだろ。明日には帰るだろうし…しかし、このままだと風邪をひく、何かかけてやらないと」
エ(…なんだよ、なんだかんだ優しーじゃん)
実は寝ていたフリをしていたエースはAの言葉を聞いて耳が赤くなるくらい照れ、そんな事を思っていると
ビリ、バサッ
Aが古びたカーテンを適当な大きさに破り、それをエースの頭から被せると部屋を去っていく。
「おやすみ、いい夢見ろよ」
ガバッ
エ「雑にも程があるだろうが！！」
ー次の日の朝ー
ドン！ドン！
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零(プロフ) - これって、記憶が戻ったりしないんですか？ (2022年8月8日 16時) (
レス) @page1 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ここさん» ここさん、こんにちは(*´ω｀*)早速読んでくださったんですね！ありがとうございます！！私ももう１度ここさんの小説読み返してます（笑） (2021年4月22日 12時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - るーるるさん、先日は作品にコメントくださいましてありがとうございました^ ^このお話、とっても面白いです！会話のテンポも良くて、面白くて^ ^まだ途中までしか読めていませんが続きが楽しみです^ ^お互い頑張りましょう♪ (2021年4月22日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 推しに会いたい？さんありがとうございます！これからもそんな感じで頑張っていきますので応援よろしくお願いします！！ (2021年3月4日 19時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
推しに会いたい?(プロフ) - ケイトくんのシーンが面白かったです。着ぐるみも含めて←頑張ってください！ (2021年3月4日 18時) (レス) id: be69859924 (このIDを非表示/違反報告)
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