真紅の暴君 13 ページ14
グ「ふなぁあああ！！？」
ダダダダダダ！！！
顔は見えないが恐らくめちゃくちゃキレているAにグリムは叫びながら全力で逃げていく。
Aは逃げ惑うグリムと距離感を保ったまま追いかけていった。
デュ「………な、勝てる気しないだろ？」
エ「うん、勝てる気しない」
数分後
グ「やだやだー！つまんない授業は嫌なんだゾー！」
「あ？」
グ「ふぎゅうぅ……」
あの後、見事に捕獲されたグリムはAに首根っこを掴まれていやいやと首を振っていたが圧のある眼に縮こまってしまう。
グ「くそぅ……いつにもまして厳しいんだゾ……」
デュ「だがグリム、こんな調子だったら魔法士なんて夢のまた夢だ」
エ「大人しく授業でとけって、命が欲しかったらな」
グ「ふなぁ……」
2人にも言われて逃げ道がないと察したグリムはようやく大人しくなり、そのまま教室に連れて行かれる。
そしてなんやかんや時間は過ぎていき、気づけば昼休みになっていた。
ー大食堂ー
グ「やっとお昼休みなんだゾ〜〜〜〜！！！ふわぁ〜！今日も美味そうなものがいっぱいなんだゾ〜！」
「ビュッフェ方式なのがいいよな、じゃあ僕はこれとあれと」
ヒョイ ヒョイ
エ「ちょ、それオレが取ろうとしたヤツ！」
「たくさんあるんだからいいだろ」
ヒョイ
デュ「なんで僕の皿に乗せてるヤツまで取るんだ！？」
グ「ふわふわオムレツ！鶏肉のグリルにベーコンエッグタルト！！！！」
エ「だーっ声がでかい！休み時間だけ元気になりすぎだろコイツは……」
グ「A！オレ様、鶏肉のグリルがいい！最後の1個なんだゾ！あとオムレツも！ジャムパンも！いっぱい取って欲しいんだゾ！」
「ふがふが(任せろ)」
エ「コイツはコイツでもう食ってるし……」
グ「しかもそれオレ様が頼んだヤツなんだゾ！」
ドカッ！
グ「あだっ！」
男「あ〜〜〜〜っ！？オイテメェ！」
グリムが騒いでいると誰かにぶつかり、後ろから大きな声が響いた。
そこには上級生が2人、手にはパスタが乗った皿を持っている。
男「お前がぶつかってきたせいでパスタの温玉が崩れちまったじゃねえか！」
男「おいおいおい〜ぷりぷりの温玉を崩すのはカルボナーラ1番のお楽しみだぜ？どう落とし前つけてくれんだよ！」
男「慰謝料としてお前の取った鶏肉のグリルくらい譲ってもらわないと釣り合いがとれねぇなぁ」
グ「ふなっ！？い、嫌なんだゾ！この肉はオレ様のだ！」
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零(プロフ) - これって、記憶が戻ったりしないんですか？ (2022年8月8日 16時) (
レス) @page1 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ここさん» ここさん、こんにちは(*´ω｀*)早速読んでくださったんですね！ありがとうございます！！私ももう１度ここさんの小説読み返してます（笑） (2021年4月22日 12時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - るーるるさん、先日は作品にコメントくださいましてありがとうございました^ ^このお話、とっても面白いです！会話のテンポも良くて、面白くて^ ^まだ途中までしか読めていませんが続きが楽しみです^ ^お互い頑張りましょう♪ (2021年4月22日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 推しに会いたい？さんありがとうございます！これからもそんな感じで頑張っていきますので応援よろしくお願いします！！ (2021年3月4日 19時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
推しに会いたい?(プロフ) - ケイトくんのシーンが面白かったです。着ぐるみも含めて←頑張ってください！ (2021年3月4日 18時) (レス) id: be69859924 (このIDを非表示/違反報告)
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