ゴーストマリッジ 88 ページ10
セ「臆せず、若様の失礼のないようにな！」
『？？？〈なんで私がマレウス先輩とする話になるんだろう………〉』
エ「あーあーだから声でけーって。この話になると長くなるから終わりっ！はあ………でもまあ、セベクの言うことにも一理あるなかもな」
《どういう事？》
ジャ「お前も
《ああ、なるほど》
エ「そうそう、白い便箋に筆記体でアイ・ラヴ…………じゃなくて！！今回、オレとエペルは結局リドル寮長とルーク先輩に助けられただろ？」
エペ「…………そうだね、2人がいてくれなかったら僕たちは先に進めなかったと思う」
ぴ「マミーもいたよ！！」
エ「いやアイツは加害者、誰がなんと言おうと加害者」
エペ(色々と根に持ってる………)
セベクの話から急にそんな事を言い出したエースにぴぃ助が話を遮るように抗議するも彼は真顔で言い放った。
エ「話戻すけど、大勢のゴーストを一手に引き受けたウチの寮長を見て思ったんだよ。「寮長、かっこいいじゃん」……………ってさ。オレも、もっと魔法がうまく使えるようになりてーわ。今はまだ、寮長にも他の先輩たちにも敵わないかもしんないけど……………いつかはオレの実力見せつけて「どーよ！」って言ってやる！先輩たちがオレのスゲェ魔法見て驚くとこ、想像するだけで胸がスカッとするじゃん？そのためには………恋愛にうつつをぬかす前にちょっとは真面目に勉強しとかねーとかなって」
エペ「………うん、そうだね。僕もそう思う！」
セ「ふん、わかっているじゃないか」
デュ「ああ、真面目に勉強しないといけないな」
ジャ「赤点ばっかのデュースに言われると、重みが増すぜ」
全員「うん」
ぴ「ぴ！」
デュ「お前ら、こんな時だけ仲良く意見を合わせるな！しかもぴぃ助まで！！」
ぴ「〜♪」
《あはは………》
グ「それにしてもAのヤツ、全然戻ってこないんだゾ！」
エ「まだ説教くらってんじゃないの〜」
エペ「学園長もイデアサンもカンカンに怒ってたから………」
デュ「……いや、説教が終わって何事もなくオンボロ寮に戻ってる可能性もあるぞ」
ジャ「だったら最悪じゃねーか！早くアイツ連れ戻すぞ！！」
セ「あの小娘め！終始ふざけている！！なんてヤツだ！！」
オ「ボク、学園長室に設置されてる監視カメラでAさんがいるかどうか調べてみるよ」
エ「さり気なく物騒な事暴露すんなよ！！」
〈多分、学園長先生気づいてないんだろうな………〉
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