フェアリーガラ 15 ページ33
ク「いや、アジームくんとキングスカラーくんとAくんの組み合わせって不安しかないんですよ。色んな意味で。そうですねぇ………キングスカラーくんには同じサバナクローで真面目なハウルくんについてもらいましょうか」
レ「だからそのメンバーに俺をいれるな！しかもよりによって融通の効かねえ頑固犬かよ。それにアイツだと……………」
クロウリーの言葉を聞き、レオナはさらに不機嫌になるがある事を思いつき考え始める。
そして
レ「…………だめだ、ラギーにしろ」
「たんぽぽに用はねえ！」
レ「うるせえ」
ク「ブッチくん？彼なら言うことを聞くからってサボるつもりじゃないでしょうねえ？」
レ「そんなに信用ならねえっていうなら俺を潜入メンバーからはずせよ」
ク「学園が一大事に………どうしてうちの生徒はこうも自分勝手なんでしょう！？」
「教師の背中を見て学んだからじゃないんですか？」
ク「それ私達教師の事ですか！？そういう事ですか！！？まあいいです、後は………まとめ役をつけましょう！………というかさっき呼びました」
カ「まとめ役？それって、もしかして………」
バタン！！
グ「Aーーーー！！オメー学園長室行くっていってどんぐらい時間がかかってるんだゾ！！早く戻ってこーーーーーーい！！！」
ペコッ！
グ「オンボロ寮は砂漠みてーに暑いままだしこのまんまじゃオレ様たちもオンボロ寮にいられねえ〜！」
《まあまあ》
カ「コトハにグリム！お前たちもフェアリーガラに参加するんだな。頼もしいぜ、よろしくな！」
「僕たちが頼もしくないみたいな言い方するな」
レ「頼もしいどころか不安要素の塊がなにほざいてんだ。それにコトハはいいとして草食動物がうじゃうじゃと………俺は引率のセンセーじゃねえぞ」
カ「そんなに怖がらなくても大丈夫、オレがちゃーんとレオナのことも面倒みてやるよ」
「センセー、カリム・アルアジームくんがムカつくので殴っていいですかー？」
レ「ああ！？なめてんのかお前ら！！」
ク「すでに喧嘩が始まりそうだ……いや、もう始まってますね。いいですかコトハくん！潜入班のみんながフェアリーガラで問題を起こさないように見張ってください」
『………………………』
ク「貴女の腕にかかっていますからね！頼みましたよ！」
『………………………』
ク「…………あの、コトハくん？」
『……………………』
ク「あ、もしや不安ですか！？」
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