ゴーストマリッジ 92 ページ14
ジャ“獣人属の耳を触りたいがために全力疾走で追いかけてくる所とか！”
エペ“かったい壁を拳1つで破壊したりする所とか！”
ジャ“運動場にいる奴の会話が4階の教室にいても聞こえてたりとか！”
エペ“リドルサンのユニーク魔法の首輪を片手で簡単に壊したりとか！！”
男“そんなん人間じゃねえよ！！”
ジャエペ““だから言ってんだろ！！！””
男“ひ！？”
声を揃えて怒鳴るように言ってくる2人に思わず男子生徒は全身でビビったが、よほど本気なのだろう。すぐに目つきを変えて反抗する。
男“で、でも俺は諦めない！どんな彼女でも俺は受け止める！！”
エペ“えぇ………”
ジャ“どうなっても知らねえぞ………”
放課後
男“ジャック………エペル……………”
ジャエペ““どうした！！？””
例の男子生徒が勢いよく教室を出ていってから数十分後。
男子生徒は全身ボロボロ、片腕にギプスをして戻ってきたのを見て2人は叫ぶように突っ込んだ。
エペ“そ、それ、それは…………”
ジャ“何があった！？”
男“さっき………彼女を見かけて声をかけたんだ………だけど………《俺と付き合ってください！》って言いかけたら向こうが……《何決闘だと！？上等だ！受けてやろう！》って言われたと思ったら気づいた時にはこうなってた…………”
ジャエペ““あー……………””
彼の発言を聞き、2人は彼とAのやり取りを想像し同情すると彼は昼間見た時よりもしっかりした目つきをしている。
男“俺………悪夢を見てたんだ、見た目だけで判断したら駄目だな………”
エペ“そう……だね………”
ジャ“気づけて……よかったな………”
男“ああ……なんか2人ともありがとう………”
ジャ“いや、むしろ何もできずにすまねえ……”
エペ“元気だしてね………”
男“ああ…………”
ジャ「って事があってな」
エペ「彼は今怪我も完治して元気に過ごしてるよ、たまにAサンを見かけたら発狂するらしいけど」
エ「さいてぇええ！！マジお前さいてぇえええ！！ ！」
デュ「お前は人の心を持っていないのか！？」
「あんまり覚えてないがあれだ、正当防衛だ！！」
ジャ「防衛もなにもまだ何もしてなかったじゃねえかよ！！」
セ「この悪魔め！！」
グ「でも、Aを見た目で判断したソイツにも責任はあるんだゾ…」
ぴ「マミーわるくないよ！」
〈比率的には9:1ぐらいかな…〉
オ「Aサンはモテるよりも絡まれる方がいいみたいだね」
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