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『あ、ありがとうございます!』

「いえいえ!お姉さんに奢らせてよね!

……それにしても澪ちゃん大人だねぇ〜!
見惚れちゃった!」

『そ、そうですか……?ありがとうございます………!恥ずかしいです……!

じゃあ車に戻りましょうか』


そう言い車に乗り込んだ。

それからは、梓さんと他愛もない話をし、家へ送り届けた。

『では、梓さん!次のシフトのときに!』

「うん!またね!」

ニコッと笑い合って梓さんは帰っていった。


『………さて、行くか。』


はぁぁ……
行くかぁぁ…………

なんて、声に出すわけなく、心にとどめておいた。


あ、前の交差点にコナン君いる。
バレたら駄目だよね。
だって高校生って設定だから。

まぁ、髪型も違うしメイクもしててだいぶ顔違うから大丈夫でしょ




って思ってた私が馬鹿だった。

「あ、澪さん……?

車、運転してる……の?」




あぁ、詰んだ。

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作者名:ゆきどけ | 作成日時:2018年5月31日 0時

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